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TOEIC試験で生活できる日常英会話レベルは身に付く?

2021/08/01

TOEIC試験で生活できる日常英会話レベルは身に付く?

 
英語力の指標として大学や企業から求められることが多く、TOEIC試験でのスコア獲得を目標に英語学習を行う方も少なくありません。TOEIC試験でのハイスコアを目指した勉強の中で、生活できる日常英会話レベルに磨きをかけることができるのかお伝えします。
 

スコアによる英会話レベル目安

 
まずはTOEIC試験を運営している一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会(ETS)の公式ページによって、セクションごとにスコアによるレベル目安となる評価一覧が掲載されているため、参照しリスニングスコアと英会話力の関係性を見てみましょう。
 
スコア270~5は、簡単な語彙や構文の際には理解できるが、難しい言葉や複雑な構文が使用されたり、広い範囲の情報を拾わなくてはならない時などは理解することが困難、もしくは理解できないとされています。カタコトでの会話を行える人もいますが、意思疎通が可能というのは限定された範囲であると言えます。
 
スコア370~275では、270~5スコアで評価される内容と類似し、理解できることもある。困難であるといった具合の内容であり、人によって大きく理解度は異なると言えます。しかし、基本的に基礎力は十分と言えず、長文を聞き取ることができることもあれば、難しい語彙が絡んだり、間接的な説明となると文脈の理解は難しいため、複雑な要求に十分に応えることはできないと言えます。
 
スコア490~375になると、評価一覧では使用頻度の少ない語彙や文法への理解不足という点以外は弱点とされていません。こちらもスコア幅も広いため、商談や取引で支障のない高い英語レベルを保持している方もいれば、ディスカッション等では一部曖昧な理解となる人もいるでしょう。
 

目安とされる英語力は身に付くのか

 
一般的にTOEICテストと呼ばれる試験のL&Rは、リスニングとリーディングを測る試験のため、英会話に必要なスピーキング力を測定することはできません。英会話に必要なパーツが欠けている状態でもあり正確な能力というのは判断することは難しく、ハイスコアを獲得していても日常英会話すらたどたどしいという人も少なくありません。
また、流暢に日常英会話をこなせる人でも試験に耐性がなくビジネス英語に触れてこなかった方が、TOEIC試験で結果を出せないというケースもあります。
 
そのため、TOEIC試験スコアが英会話力に直結するとは言えないのです。
また、試験で高得点を出せたとしても日常英会話力の上達につながらないと感じてしまうのは、試験英語と日常英会話を切り離した英語学習が原因の一つでもあり、英語習得の向き合い方が大きく影響しています。
 
しかし、TOEIC試験は英単語や英文法の知識が蓄えられていくため英語の基礎を固める学習にもなりますので、TOEIC試験が全く英会話力向上に影響がないというわけではありません。
 

まとめ

 
インプットしたものをアウトプットできて、初めて会話が成立することになります。TOEIC試験スコアだけを見据えた学習を行ったとしても、海外で生活できるほどの英会話力を身に付けるのは難しいと言えるでしょう。
しかし、総合的な英語力向上を試みる過程の中でTOEICを受験すれば、国内での就職の選択肢を広げることはできるため、活用するのはオススメです。また、TOEIC L&Rだけではなく、TOEIC S&Wや英検、よりレベルアップを図るのであればTOEFLやIELTSといった民間英語試験を利用して使える英語力に育てていきましょう。

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