英語学習者へのエール

留学/大学・大学院進学/英語学習/その他関連記事

2技能を測るTOEIC試験で実用的な生きた英語力は養えない?

2021/09/01

2技能を測るTOEIC試験で実用的な生きた英語力は養えない?

 
ビジネス英語力の指標として日本人の受験者数が多いTOEICですが、昨今では受ける意味がないなどの声も目立つようになっています。今回は指摘される理由や必ずしも無駄にならない理由、そしてTOEIC試験で実用的な生きた英語力は養えないのかお伝えします。
 

実践で使えない?TOEIC対策で得た知識

 
TOEIC試験として広く定着しているのはリスニングとリーディングスキルを測るTOEIC L&Rになります。
一見、英語を聞いたり読むことが出来れば、自然とライティングやスピーキングも、そつなくこなせる様になるのではと思ってしまいがちですが、日本人が苦手ともする英語を構築する能力が問われないため、TOEIC L&Rでハイスコアを取得している人であっても外国人とコミュニケーションを行えないというケースが目立ちます。
TOEIC試験を極めたとしても、構文への苦手意識が強く暗記で対処しようとしたり、インプット中心の英語力であれば、実用的な英語力が備わっているとは言えないでしょう。
 
また、リスニングスキルが試験には組み込まれていますが、試験で使用されるのはゆっくりで綺麗な音声です。
そのため、スラングも多くリダクションやリンキングも激しいネイティブとの対話はもちろんですが海外ドラマや洋画での聞き取り力とTOEICのハイスコアがリスニング能力に直結するとは限らないこともあるのです。
 

実用的な英語力習得につながる

 
前項で述べた理由からTOEIC試験を対象とした学習で実用的な英語力が身に付かないと言われるケースが目立ちますが、TOEIC試験のために積み重ねた知識が全て無駄になるというわけではありません。
 
TOEIC試験でのハイスコアは誰でも簡単に獲得できるというわけではなく、英語の基礎的な部分の知識が欠けていれば結果を出すことができず、TOEIC試験に向けて英語学習に励めば語彙力、長文読解力、リスニング力などの基礎力は強化されていきます。
 
英語初心者が4技能を測るTOEFLやIELTSを試験に挑戦するよりは難易度も易しくなりますし、TOEIC試験で基礎強化を図り英語への理解度を高めてからスピーキングやライティングの使うことをより意識した学習に取り組むことで、上達スピードも変わってくるのです。
 
そのため、TOEIC試験のために学習したことが全て無駄になるわけではありませんが、2技能だけでは現代社会において完璧な英語力として胸を張ることはできませんので、英語習得を目指すのであれば4技能をしっかりと高める学習に取り組むことが重要となります。
 

まとめ

 
マークシートで解答していくTOEIC試験での対策学習だけで実用的な英語力を養うことはできません。Listening/Speaking/Reading/Writingといった4技能を向上させることが重要なのです。
ただし、その対策学習がすべて無駄になるということではありません。仕事やコミュニケーションで活きる英語力を身に付けるために欠かすことのできない下地を固めることはできますので、ネット情報での無駄や意味ないといった意見を鵜呑みにすることなくTOEIC学習に挑戦していきましょう。
そこで、4技能を向上させる学習に切り替えることで、英語への理解度や習熟度が高まりスコアアップにも繋がっていきます。

帰国子女でなくても、留学経験がなくても「完璧な英語」を習得いただけます。
現在の英語力は問いません。まずはお気軽にご相談ください。

今すぐ無料カウンセリングを予約する(1分で完了)

無料カウンセリングのご予約 電話

完璧で本質的な英語力の習得を目指すなら

無料カウンセリングのご予約