TOEIC試験対策。英語学習アプリは仕上げ学習ではない

TOEIC試験対策。英語学習アプリは仕上げ学習ではない

 
スマホを利用した英語学習は、時間を無駄にすることなく、勉強に励むことのできる頼もしいツールです。しかし、英語学習アプリだけでは目標スコアへの到達は遠のいてしまうため、TOEIC試験対策の勉強方法の一つとして上手に活用しなければいけません。
 

英語学習アプリで完結できない理由

 
スマホアプリはスコアアップのための知識向上の手助けをしてくれるツールではありますが、例えTOEIC試験対策に特化したコンテンツであっても、アプリだけではハイスコアを狙うことは難しいでしょう。
 
まずスマホアプリは、机に向かってガッツリ取り組むよりも、どちらかというと隙間時間などの隙間時間を利用するために作られており、スマホ学習アプリのウリでもあります。
模擬演習問題を行えるアプリもありますが、多くの場合はパート別に分かれ、実践問題数よりも少ない傾向にあるため、長時間の試験を乗り越えるために必要な忍耐力や集中力を磨くための物とは違います。
 
英語初学者であれば英語の知識を取り込む学習をメインに行うことで、スコアを伸ばすことはできますが、中級者以上になると今度は時間が足りないという部分で躓く人が続出してきます。
 
実践を想定している学習アプリの演習問題もありますが、TOEICは過去問がないため予想内での問題内容となり、スコア換算も完全一致とはなりません。また、解答形式も異なりますので、正確な時間配分を計算したい人や試験全体を通して仕上げを行い人にとっては、十分なツールとして活用することはできません。
 

仕上げ前の能力育成に

 
本番を想定して仕上げるには不向きなツールではありますが、英単語や英文法などTOEIC試験に必要な基礎学習を行えたり、苦手セクションだけ選んで取り組むこともでき、正答率の自動算出で一目で苦手な箇所を知ることも可能なため、自身の英語力に気付きを与えてくれます。
 
特に、隙間時間も無駄にすることなく英語学習をしたい方にとっては、この上ないツールでもありますので、利点を活かし学習に取り入れてみても良いでしょう。
 

まとめ

 
いくら評判が良く人気のある英語学習アプリであっても、一辺倒の学習ではTOEIC試験で結果に結びつけるのは難しくもあります。何か一つの学習に一生懸命取り組めば、努力が実るというわけではなく、多角的な視野でアプローチを掛けていくことも英語力向上には必要となります。
 
また、試験対策としてありがちな暗記でどうにかしようとする英語力では、試験のスコア伸び悩みや英語習得の壁となってしまうため、英語の構造や規則といった本質を理解することが、英語という語学の習熟度にもつながります。
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