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TOEIC試験で大切な時間配分。テクニックによる落とし穴

2021/10/01

TOEIC試験で大切な時間配分。テクニックによる落とし穴

 
約2時間という限られた時間内で200問という問題数を解答していく事になるTOEICは、時間が足りないと感じるタイトな試験でもあります。そこで大切となるのが時間配分なのですが、試験テクニックだけで解決していく戦略に潜む落とし穴についてお伝えします。
 

タイトな試験時間

 
TOEICの問題は、リスニングセクション(45分・100問)、リーディングセクション(75分・100問)で構成されています。
 
単純計算したとしても問題数に対して時間に余裕がないことが分かります。
そして、瞬時に解答することのできる短い文章で構成されているパートもあれば、長文を読んだり聞いたりして解答するパートがあるため、均等に時間を配分することはできません。
 
そのため、リーディングでは短文穴埋め問題でいかに素早く解答していき、長文読解問題に時間を割り振れるかが大切であったり、リスニングセクションでは出題形式を把握し、問題形式の説明時間(Directions)を設問や選択肢の先読みに充て、限りある時間を上手に使えるかが、スコアアップを図るための戦略にもなります。
 

テクニックに甘えた英語力

 
時間をどう使い、どう節約していくか戦略を練ること自体は悪いことではありません。
しかし、テクニックに比重を置きすぎてしまうことで、テクニックがなければスコアアップを図ることのできない英語力に成り下がってしまうリスクについても理解しなければなりません。
 
例えば、正答率を上げるために問題を捨てるという定番とも言えるテクニックですが、確かに解けない問題に時間を割くよりも、確実に解答できる問題に取り組む方が賢明な判断になります。ですが、なぜ解くことができなかったのかを思い返さず放置し、英語への問題点と向き合い改善していかなければ、スコアを伸ばすことだけでなく、使える英語力を養うことは難しくなります。
 
また、設問の先読みにおいても注意が必要です。実践では事前に相手が問う内容を知ることはありません。先に情報を得ていなければ英語を使えないでは言語ツールとしては不十分となってしまいます。
 
将来を見越して使える英語力を養いたいのであれば、試験テクニックだけでは不十分であることを忘れずに、スコアを伸ばすための学習法についても改めて考えることが大切になります。
 

まとめ

 
TOEIC受験では、試験時間が原因でスコアを落としてしまう学習者も多くいます。そのため、時間配分を考えながら対策学習を行うこともスコアを伸ばすための戦略になります。
ただし、将来的に使える英語力を身に付けたいのであれば、試験テクニックの使い方にも注意が必要になります。
TOEICは大学受験や就活において、募集の要件となることが多く、何とかして高得点を収めたいとスコアに固執してしまいがちになりますが、なぜ英語力が条件とされているのか今一度考え、本質的な英語力の向上を図る学習から目を背けずに勉強に励みましょう。

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