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闇雲学習は効果が薄い。シャドーイング英語学習の使い分け

2021/10/01

闇雲学習は効果が薄い。シャドーイング英語学習の使い分け

 
英語音声を聞き取り追いかけるように復唱していくシャドーイングは、英語習得者から推奨されることの多い英語学習法ですが、ただ復唱するだけでは効果絶大とはいきません。シャドーイング方法には2通りあることを認識し、高めたい能力別に取り組むことが大切です。
 

音と意味を同時に捉えるのは後

 
流れる音声を聞き直後に音声を真似しながら復唱する。これが一般的に紹介されているシャドーイングの学習方法になりますが、ただ音を真似するだけではなく、音声を聞いて意味を理解するまでがシャドーイング学習で目指さなければならない目標になります。
闇雲に音声を復唱するだけでは、効果を得ることができません。意味理解まで意識することで、初めてリスニング・スピーキング・語彙力向上の効果を期待することができるようになります。
 
しかし、いきなり音と意味を結びつけようとしてしまうとハードルの高い学習となってしまい、意味理解に時間が掛かり音声についていけなければリピーティング学習と変わらなくなってしまいます。そのため、まずはイントネーションやアクセントなどの発音に意識を向けるだけのプロソディシャドーイングで音声知覚を強化することが必要です。
プロソディシャドーイングは音に集中し正確に捉えることが目的になりますので、文字化して意識が視覚に向かないように、スクリプトやテキストは使用せずに行いましょう。
 

音声と意味の自動英語回路の形成

 
音声をキャッチできるようになれば、今度は音声と意味を一致させるトレーニングに移ります。
 
音声だけに集中するプロソディシャドーイングとは異なり、意味を理解していくコンテンツシャドーイングでは処理速度が遅ければ、次々と流れる音声についていくことがままならない状況になります。
 
そのため、速度低下を招いてしまう要因となる文法の基礎力の低さ、語彙力のなさといったことも改善しなくてはなりませんが、日本人が当たり前のように使用している日本語に翻訳してしまう英語の捉え方についての修正も必要となります。
そして英語を英語としてダイレクトに捉えられるように練習を重ねることで、日本語を介すことのない英語回路が形成されていきます。
 

まとめ

 
英語音声を追いかけて復唱するというシャドーイングのやり方を何も考えずに取り組むだけでは英語力向上への期待は薄くなります。そのため、発音を正しい音でキャッチし認識していくこと、音声から正確な意味をスピーディーに理解するということを意識した取り組みが必要になります。
 
ただし、基礎力がなければシャドーイングはレベルの高い難しい勉強方法となってしまいますので、基礎力を高めてから励む、音声知覚を強化するプロソディシャドーイングから始めるなど自身のレベルに合った取り組みで活用していきましょう。

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