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需要の高まる医療通訳士に求められる英語レベルについて

2022/03/02

需要の高まる医療通訳士に求められる英語レベルについて

 
訪日や在留外国人が増えているのにも拘わらず、英語を苦手としている日本人が多いこともあり、通訳士に頼るケースも少なくありません。そして医療現場でも外国人との言語の仲介者となる通訳士の需要は高まっています。そんな医療通訳士に求められる英語レベルについてお伝えします。
 

医療通訳士の試験

 
日本語を話すことを困難とする外国人患者と医療従事者の間に入り適切な治療を受けられるように、コミュニケーションを含めサポートするのが医療通訳士になります。
医療通訳士になるために必要な国家資格などはありませんが正確性、専門分野の理解、柔軟性などあらゆる語学スキルを求められることになりますので、会議通訳者などで経験を積んだ後や、専門の養成学校・講座を受けてから目指す方が大半になります。
 
資格を必要としない職業であっても、医療通訳士としてのスキルを証明する英語試験はあります。有名なところですと「医療通訳技能検定試験」「医療通訳技能認定試験」があります。この試験を受けることで、医療通訳士としての能力向上にもつながりますし、就職や転職時にスキルの可視化を狙うことも可能になります。
 

医療通訳技能検定試験と英語レベルの比較

 
医療通訳技能検定の場合2級ですと健康診断・検診での対応可能レベルとされており、TOEIC試験では620点以上相当とされています。1級になると医療全般の対応が可能レベルとされ、TOEIC試験840点以上、英検1級レベルが語学力の目安となっています。
 

医療通訳技能認定試験と英語レベルの比較

 
医療通訳技能認定試験の場合、医療通訳専門技能者と医療通訳基礎技能者の2種類のテストに分かれます。医療・保険分野での関連知識、医療通訳者としてのコミュニケーションを支援するための能力・技術・倫理を有する者と基準される医療通訳専門技術者は、TOEICスコア785点。診療所や一般病院などの関連知識、医療通訳者としてのコミュニケーションを支援するための能力・技術・倫理を有する者と基準される医療通訳基礎技術者は、TOEICスコア665点が最低でも必要な語学力とされています。
 

まとめ

 
医療通訳士の英語力を見てみましたが、必要とされるスキルは英語力だけではありません。そして、紹介した2つの試験でも、通訳士としての英語力以外の能力を測ることが可能となります。また、TOEICと違い2次試験では面接(ロールプレイ)が控えているため、各級合格するためにはTOEIC試験よりも実用性に富んだ英語力が必要となります。

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