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日本海に面した国立新潟大学、TOEICに着目するその訳は?

2022/03/02

日本海に面した国立新潟大学、TOEICに着目するその訳は?

 
新潟大学に入学すると、英語の習熟度に応じてクラス分けがあり、さらに1学期の終わりに1年生はTOEICを受験することになっています。新潟大学や多くの中堅大学が学生の英語力向上に向かう理由とは?
 

全学部生に向けた強いメッセージ

 
新潟大学のHPから、全学英語ポータルサイト(https://www.iess.niigata-u.ac.jp/eigo/english/toeic/toeic_3.html)という特設ページに飛ぶことができます。「全学」というのは全学部のことで、人文学部や英語教育学部だけにとどまらず、すべての新大生に英語力の向上を訴えたい、という大学側からの強いメッセージを感じます。
 
また、英語力向上のための環境整備にも積極的で、学生がパソコンやスマホを使ってオンラインで英語を学べる環境(NETAcademy NEXT)を用意したり、外国語学習支援スペース(FL-SALC)では留学生と対話できる環境を整備したり、また海外のauthentic materials(DVDや英字新聞)を活用して学習できるようにもなっています。
 

学生に求めるTOEICスコアは?

 
大学側は、そのポータルサイトの中で、「21世紀に活躍する学生にふさわしい英語力」を掲げています。言いかえれば21世紀に活躍するには今までの日本人学生の英語力で活躍できない、と警鐘を鳴らしているとも言えます。
 
全国の公表されているTOEFL ITP受験者・大学1年生の平均点が440点前後(新大生はもっと高いと考えられます)、企業が求めるスコアが650点から外資系企業800点程度であることを考えると、大学側は就職活動のピークである3年生時までに200点以上あげる指導をしなければなりません。
 
学生自身も、大学選びの時点で英語の重要性に気づいていますから、大学全入時代にすでに突入し「選ばれる大学」として生き残るには、中堅大学は「英語力」「TOEIC」「留学」と言ったキーワードを掲げ、具体的なサポートをしなければいけなくなったのです。
 

学生も大学も企業も、「選ばれる」ために

 
21世紀を迎え、そしてコロナという新しい問題に人類の課題が浮き彫りになる中、人類のコミュニケーションツールとしての英語の必要性がますます高まっていることは、もはや誰も否定できないでしょう。少子高齢化に伴い国内需要がますます落ち込む中、大手企業だけでなく、中小企業も生き残りをかけて、英語をツールとして運用し、世界の人々から「選ばれる」必要があります。
 
そういった中で求められるのは、表面的「英会話」ではなく、相手のバックグラウンドを事前に察知し、深い教養と洞察力をもって交渉やアピールを粘り強く続け、お互いの合意形成にむけて英語を使える人材なのだと思います。
 

まとめ

 
日本人全体のTOEIC平均スコアは世界やアジア諸国と比較しても低いことは周知の事実です。中高6年間、大学4年間の合計10年間学習しても、日常会話さえままならない人が多いのは、その教育システムに欠陥があると言わざるをえません。地方の国立大学も、その改善にむけて少しずつ動き始めてはいますが、学生たちの個人の努力に頼ってしまっていることは否めません。
 
読者の皆様は、おそらくある程度英語力の高い方々と察しますが、中には英語力が停滞している、短期間でTOEICスコアを上げたい、受験英語を脱したい、と感じている人も多いことでしょう。英語を使ってグローバルに活躍したい人は、体系的に英文法を再構築し、教養ある英語を身につけていく必要があります。そんな環境がLIBERTYには整えられています。お悩みの際はLIBERTYの講師陣にまずは相談してみませんか。

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