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学生の中には英語教員になりたいと考えるケースもあるでしょう。大学で教育実習を経て英語教員になることは将来に掲げる目標としては立派な夢です。ですが、現代社会においての英語という語学力の必要性は高まっているため、英語教員に求められる英語力も低い物ではありません。
現在の日本の学校教育においての英語への重要性は高まっています。小学校3年生から英語学習が開始されることになり、大学の入試では2技能だけでなく4技能を必要とされる民間英語試験の導入などが実施されることになります。
英語教員の全員のレベルが低いと言うわけではありませんが、日本の学校教育の英語レベルの低さには疑問が残ります。
そもそも、中学・高校と約6年間の時間を要しているのにも拘わらず、英語を流暢ではなくとも外国人を目の前にしたときに会話できるレベルの学生が皆無な事に驚きを隠せずにいます。指数関数・対数関数といった難しい計算式を解けるのですから、英語も規則や構造を理解することが出来さえすれば、能力値は上がるはずなのです。
これからの日本の英語教育では、教員のレベルアップは必然的に行わなければならないポイントでしょう。教員のレベルが低ければ教わる学生の能力が向上するはずもありません。
また、英語を教える以前に日本語で人にものを教えられているのかというポイントも重要です。英語と日本語は違う語学ですので、構造も違います。そのことをしっかりと教えられるだけのメソッドがなければ、人に教えることはとても困難となります。
英語を英語として理解してもらうためにも、まず英語と日本語の違いをはっきりと日本語で伝えられるだけの能力が教員に無くてはならないのです。何が違うかが分からないまま学生が授業を受ければ、困惑し理解が追い付かず嫌気が差すのは当然なことです。
暗記に頼った学習では今後の社会では生き抜いていけません。
使える英語習得を目指す学習へ切り替えなければいけないのです。
英語教員を夢見る学生も、ただ教えるということを甘く見てはいけません。
語学は、相手とのコミュニケーションを行えることがゴールでもあります。
その能力を身に付けさせるためにも正しい英語教育への理解、自身の高い英語力が備わっていなければ学生が苦労するだけです。
現代の英語教育と、なんら大差ありません。そんな教員を日本ではもう望んではいないということも理解しておく必要性があります。
英語教員になるには、教員免許を取得すれば誰でも採用してもらえるチャンスはあります。しかし、英語という語学を教える教員に求められている能力は、レベルの低い英語力を教える教員ではありません。グローバル化に適した人材を育成できる高い英語力を教えられる教員であることを理解して、まずは自身の英語力向上を目指しましょう。
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