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早期英語学習のバイリンガル教育は思考の発達を阻害する?

2021/03/03

早期英語学習のバイリンガル教育は思考の発達を阻害する?

 
英語への重要性が高まる昨今、幼いころから英語学習に取り組ませバイリンガルやトリリンガルといった語学力の高いお子さんに育てようとする親御さんも増えています。しかし、その早期学習はメリットばかりとは限りません。今回は、早期英語学習のバイリンガル教育は思考の発達を阻害する?についてお伝えします。
 

早期語学学習は思考の混乱を招く?

 
近年英語を必要とする職業が増え、英語力の向上が求められる社会へと変化しつつあります。将来英語が話せないと収入やキャリアなどに影響することもあり、お子さんに早期英語学習を行うバイリンガル教育に取り組む家庭も増えています。
 
しかし、必ずしもバイリンガル教育が成功するとは限りません。
バイリンガル教育の反対意見として良く耳にするのが、日本語が確立されていないお子さんに英語を覚えさせようとすると、母国語を理解することができず、思考力の発達が阻害されてしまうと言われているのです。
 
英語教育に集中してしまう事で、母国語の学習が疎かになり、学校教育に必要となる言語レベルが低く勉強に悪影響を及ぼし、論理や深い思考、思いを的確に表現することができず、思考力の発達が遅れてしまうこともあるのです。
 
もちろん、失敗することが前提ではありませんので、バイリンガル教育が必ずしもデメリットにつながるという訳ではありませんが、早期英語学習が必ずしも成功するといった意識で行うと、こういった混乱を招く可能性もあるので見極めが必要となってきます。
 

家庭でサポートできるかが重要

 
英語が話せないご両親にとっては、英語を一日でも早くマスターして欲しいといった考えを持つこともあり、英語スクールなどに通わせ英語力を高めさせて上げようという優しい気持ちの現れですが、お子さんの混乱を招く様な状態であれば、まずは英語習得を現段階では諦めることも大切です。
 
英語習得を目指す場合に、一番大切なのが本人がどれだけ自主的に言語を習得して行こうとするかが成功を左右します。従って、無理強いしてもストレスしか溜まりませんし、拒否反応が出れば高校受験や大学受験の際に英語が必要となっても集中できなくなってしまう可能性すらあるのです。
 
バイリンガル教育は、親御さんがしっかりと英語でコミュニケーションを図れる家庭であったり、アメリカンスクールなど英語を使う時間を伸ばしてあげられる家庭での成功例が多いため、ちゃんとお子さんの語学学習をサポートできる状況でなければ早期英語学習は難しいと考えられています。ですので、子供が楽しく興味を持ちながら学べることが、バイリンガル教育の一番重要なポイントとなるのです。
 

まとめ

 
英語への重要度は増すばかり。親御さんがお子さんのためを思いバイリンガル教育に取り組むことは素晴らしいことです。しかし、実際に学ぶのはお子さんということを忘れてはいけません。拒否反応を示すようになったら、中断してあげることも大切です。そして、中学生や高校生になってから再度挑戦させてみるといった段階をとる学習方法でも十分英語力は身に付きます。早期英語学習が失敗したから、英語を使えるようにはならない。とは考えないでください。その時期に合った英語学習で飛躍的に英語力が向上していくことは十二分にありますので、正しい英語学習・語学教育を行っていきましょう。

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