英語学習に慣れていない初心者が陥る英単語暗記学習の注意点

英語学習に慣れていない初心者が陥る英単語暗記学習の注意点

 
英語を一から学び直しをする方の中には、学生時代から英語学習とは疎遠となっている人もいることでしょう。そして、基礎要素と言える英単語をインプットしていく学習を始める人もいますが、ただ闇雲に英単語を暗記していく方法では理想とする英語力は習得できません。
 

学生時代の勉強方法が抜けない

 
学校では試験を対象とした英語学習がメインとなるため、単語帳を用いて暗記したり、スペルを書いて覚える勉強方法でも成績につながってきたことでしょう。
そのため、この暗記を主体とした勉強法は体に染みつき、他の有効な学習方法も教えられてこなかったため、大人に成っても抜けずにいます。
 
しかし、中間や期末テストのように範囲が決まっているわけではないため、どこまで覚えてよいか分からずに必要以上に単語の暗記学習から抜け出せなくなり、英語を操れない単語博士になってしまう人もいます。また、文章から意味を捉えていくわけではないため、単語をそのままの意味で解釈してしまうと熟語などを誤った意味で捉えてしまう事にもなります。
 

単語の暗記も効率的に

 
英語は単語だけでも言いたいことを伝えられるというケースもありますが、英語を身に付けたいと考えている人にとっての理想とする英語レベルとは程遠くなるでしょう。
そのため、基礎レベルを高めるインプット学習であっても英語はコミュニケーションを図る言語であるという事を意識しながら取り組むことが大事になります。
 
単語だけをひたすら覚えるのではなく、多読学習などで文脈や文章から会話の情景のイメージを捉えながら単語だけではなく英文法の使い方が記憶されていく学習方法に取り組んだり、文字に起こすと理解できるけれど聞き取れないという事態に悩まされる前にリスニングから単語知識を高めるなどして、試験でしか通用しない英語力が磨かれないように学校教育で培ってしまったスタイルに囚われることなく励んでいきましょう。
 

まとめ

 
暗記主体の英語学習方法は、脳内に収納した情報を検索しては取り出すといった無駄な工程につながりコミュニケーションの弊害になるだけではなく、脳に頼り切りになってしまい処理しきれずに英語が嫌い、難しいといった気持ちも強めてしまいます。
そのため、さらに高いレベルの英語を処理でき、コミュニケーションを図ることのできる生きた英語を身に付けられるように、単語を覚えていく基礎知識を高める段階から学習方法を見直していきましょう。