TOEIC L&R試験でスコアを取るために必要な要素

TOEIC L&R試験でスコアを取るために必要な要素

 
リスニング力が足りないからひたすら英語を聞く。リーディングが苦手だから文章を読みまくるといった安直な英語学習では、非効率かつ効果的な学習を行うことはできません。今回は、TOEIC L&R試験でスコアを取るために必要な要素についてお伝えします。
 

リーディングセクション

 
リーディングスキルに限らず、Listening／Speaking／Reading／Writingの4技能を強化させるためには、英単語や英文法の知識量というのは必ず外せないポイントになります。
そして、書くというアウトプット行為と比べれば、日本人が不得意に感じる英語を組み立てるという力は必要ありませんが、スペルについての理解は必要になります。
 
語彙力が豊富であれば推測での判断や思い込みによるミスがなくなり、TOEIC試験でスコアを伸ばすことがでるため有利になると言えますが、暗記でクリアできれば、インプット学習を得意とする日本人が、スコアが伸ばせず悩むことありません。
 
そのため、英語力だけではなく速読力や読解力といった、読むという技能において必要な要素も見直してみるとよいでしょう。
 

リスニングセクション

 
文字として視覚でとらえれば意味が理解できるが、音声になると聞き取ることができないという方は、音の知識不足が主な原因となります。
リエゾンやリンキングといった発音知識だけではなく、TOEIC試験のリスニングパートで使用される音声はアメリカ英語だけとは限りません。アメリカ英語でリスニング学習を行い続けた人は、頭の中にアメリカ英語の発音情報しかないため、イギリスやカナダといったアメリカ英語とは異なる特徴を持つ国の発音が、認識できずに聞き取れないという状態を招くこともあります。
そのため、アメリカ英語に拘ることなく、多国籍の英語を耳にして、音に慣れるという学習を行うことも大切になります。
 
そして、もう一つ悩みを抱える人が多いのが、聞き取りも成功して理解できたのにも拘わらず内容が頭に残らないという現象です。これは聞くという行動に集中力を使ってしまったことで、理解するという工程まではなんとか持ってこれたが、記憶するという作業に対しての余力がなかったことが関係しています。さらに、英語をダイレクトに理解して言葉をイメージ付けしてあげることで頭にも残しやすくなりますが、日本人は英語を日本語に変換するという作業を行い文字と紐づけしようとするため、音声の内容が残らず解答するまでの道のりも遠くなってしまうのです。
 

まとめ

 
TOEIC試験で必要となるリーディング力とリスニング力を上げるためには、多読を行い英字を読むという行為に慣れたり、リスニング耐性をつけるために英語をたくさん聞くといった方法も大切な学習となりますが、それだけで悩みが解消されるほど易しくはありません。読む聞くという技能に足りない能力、そもそも英語を難しくし能力向上を阻んでいる日本人の悪い癖という部分にも焦点を当てて改善していきましょう。