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TOEIC試験は英会話力が向上しないから意味はない?

2021/07/03

TOEIC試験は英会話力が向上しないから意味はない?

 
TOEIC L&RではListeningとReading力を測る試験のため、受験しても意味がないといった情報を見聞きして混乱してしまう学習者も少なくありません。今回は、TOEIC試験は英会話力が向上しないから意味はない?についてお伝えします。
 

4技能を測る試験はハードルが高い

 
TOEIC試験は日本国内では英語民間試験の代名詞のような存在であり、TOEIC試験をベースとして英語学習を行う方も少なくありません。一方でTOEIC L&Rはリスニングとリーディングの2技能を測る試験のため、言語としての本来の役割を果たす能力が養われない、測定することができないからという理由で受験することの意味を持たない。TOEIC試験を受けるならば、4技能を測ることのできるTOEFLやIELTSを受験するべきと意見する方もいます。
 
しかし、第二言語となる英語を学ぶ場合、実践だけで感覚的に英語を養おうとすれば時間がかかり過ぎてしまうため、文法や単語といった勉学としてのアプローチも行うことが習得の近道にもなります。特に、日本は公用語が英語でもないため常に日本語が飛び交っており、英語時間を作ろうとしなければ英語に触れることができない国でもあります。
 
基礎強化にもつながるTOEIC試験で、ある程度のスコアを獲得できなければ、TOEFLやIELTSでは歯が立たない状況となります。4技能をバランスよくという意見はもっともでもありますが、ステップとしてTOEIC試験を視野に入れ次につながる英語力を育てるという意味ではありではないでしょうか。
 

意味があるかは人によって変わる

 
極端なことを言ってしまうとTOEIC試験は日本国内での就職や転職に求められる資格でもあり、キャリアアップにもつながる試験にもなるため、収入の安定や優遇といったものを加味すれば、海外大学進学に活用されるTOEFLやIELTSを受験するよりTOEIC試験を優先的に受けるのは当たり前と言えます。
 
また、TOEIC試験で出題される内容はビジネス英語力であり、仕事で使う言葉というのは日常で使用することはほとんどありません。そのため、意味がないと答える人もいます。
確かに短期留学や海外旅行といったビジネス英語の優先度が低い人達にとったら意味がないかもしれませんが、経済や政治の情報を仕入れ意見交換をするにあたり、TOEIC試験で出題される語彙や知識は役立つものになります。そのため、TOEIC試験も意味があるものか、ないかは英語を習得して何を成し遂げたいかによって変わってくるでしょう。
 

まとめ

 
TOEIC試験を受ける意味がないと言われるのは、現代のグローバル社会で生きた英語が強く求められ、ハイスコアを獲得していても英語を操るレベルに到達していない人が目につくようになったからでしょう。TOEIC試験自体に意味がある、意味がないという議論はナンセンスであり、スコアをとるだけの勉強、高得点に満足し使える英語に昇華させないなど、学習への取り組み方の問題を指摘するべきだと言えます。

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