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倍速音声によるリスニングは繰り返しが必要な英語学習で活かす

2021/07/04

倍速音声によるリスニングは繰り返しが必要な英語学習で活かす

 
リスニング学習ではじっくり音声を聞く精聴で理解できる音を増やしていくことも大切ですが、繰り返しインプットして記憶に定着させていく過程では効率が大事でもあります。今回は、倍速音声によるリスニングは繰り返しが必要な英語学習で活かすについてお伝えします。
 

倍速音声を利用した聞き取り学習のメリット

 
知らない単語や語彙の音を聞き取れるようにするためには、精聴で音を捉え意味と結び付ける学習も大切になりますが、音を理解する学習の後には記憶に定着させるための繰り返し学習が待ち構えています。その際に精聴学習のようにじっくり時間を掛けていては、他に進めたい学習に時間を割くことができずに最大限に学習時間を活用することは難しくなります。繰り返した回数に応じて記憶に残り理解も深まりますので、回数によって思い出すという勉強法に切り替え効率を重視することが大切となり、活用できるのが倍速によるリスニング学習になります。
 
また、何度も取り組むことで教材に慣れてしまうため、作業感も強くなってしまいますし、学習内容が自身のレベルより低いものになってしまいます。そのため、繰り返し学習を兼ね少しだけレベルを上げる方法としても倍速リスニング学習を取り入れることができ、速い音に慣れることで、実践でも聞き取れる範囲が広がりますし、音を聞く集中力の強化にもつながっていきます。
 

ただ速い音を聞けばよいはNG

 
倍速学習では、ただ速度を上げて聞けばよいというわけではありません。
どんな学習方法でも考えなしで取り組めば学習効果が得られずに無駄な時間となってしまいます。
 
倍速を利用したリスニング学習で教材とするものは、ゆっくり読んだり聞いて内容が理解できる自身のレベルにあったものがオススメです。音を拾うだけの学習を行いたいという方は問題ないのですが、音と意味の一致まで目指した学習では語彙や文法理解が曖昧だと、単語を調べたり確認する作業に気を取られてしまうため、音を聞いて意味をつなげるという学習目的が果たされません。
 
そして、既存の音声にスマホなどの機能を利用して強制的に倍速をかけると、イントネーションやリズムなどが不自然になってしまうため、ナチュラルな速い発音を聞き取るという学習とはまた別の取り組みになってしまいます。そのため、最初は通常音声と速い音声が収録されているリスニング学習に向けて作成された教材から始め、YouTubeなどの無料で英語学習にも役立たせることができるコンテンツを利用するのであれば、1.5倍速程度に留めておくのがオススメです。
 

まとめ

 
倍速の音声を利用したリスニング学習は、初級レベルの方がハードルを少しあげた学習に取り組みたい、ネイティブ英語に慣れたいといった時によく取り組まれている勉強法となりますが、反復学習での時短を考え学習時間を効率的に活用したいという人にも便利な方法になります。しかし、速度を速めれば効果が倍に増えるというわけではなく、逆効果になってしまい時間を浪費するだけとなってしまうため注意しましょう。

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