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リスニングプロセスから聞き取れない理由と解決法を探る

2021/09/01

リスニングプロセスから聞き取れない理由と解決法を探る

 
英語を聞き取ると言っても、英語を耳にしてから意味を理解するまでには、いくつかの作業を行うことになり、それぞれ必要な能力があります。聞き取り力アップを図るために、リスニングプロセスから聞き取れない理由を知り解決法を考えていくことが大切です。
 

リスニングプロセスから見る弱点

 
英語のリスニング力をアップさせるためにはプロセス別に細かく必要な能力を洗い出し、自身が苦手としている部分を明確にしていかなければなりません。そうすることで、改善するべき内容が見えてくるようになります。
 
・音をキャッチする音声知覚
発音知識が十分でない場合には、聞き取れる音というのは少なくなりますが、日本人にとってカタカナや和製英語は身近な言葉であり、耳から捉える音の頻度も高くなります。
そのため、英語本来の音と、自身が思っている音がズレることから、知っている語彙でも聞き取れないという状況は発生し、普段聞いている音へと誤変換されることによって誤った意味への解釈にもつながってしまいます。
イントネーションやアクセントと言った細かな要素まで深く理解しておくこと、リダクションやリエゾンといった音声変化の知識も重要になります。
 
・音から意味へと結び付ける意味理解
音声を理解することができたら、次は自身が蓄えた語彙や文法などと照合することになります。単語や文法知識が豊富であれば、意味理解も早くなります。この作業が上手くいかず会話のテンポについていけないという方は、知識量の問題だけではなく、英語を日本語に変換したり、音声をイメージではなく文字化するという無駄な工程がある。または、表現やフレーズの暗記に頼った英語力で脳内データベースからの検索に時間を浪費しているのが原因になります。そのため、英語を英語として捉える英語脳を養う学習が必要となります。
 
・コミュニケーションを円滑にする情報整理
コミュニケーションでは、いくつも聞き取った情報を整理することで相手が本当に伝えたい事柄も見えてきます。そして、ニュースやラジオなどでも聞いた複数の情報をイメージとしてまとめていき理解していくものでもあります。
しかし、TOEICやTOEFLなどの試験においても、実践によるコミュニケーションにおいても、この工程で一番多い悩みが一度は意味を理解することができたけれど、内容が残らない。になります。これは、音声知覚に集中力を注ぎ過ぎてしまうことが原因の一つとして挙げられますが、意味理解と同様に日本語英語やイメージ化できていないことが要因でもあります。
 

まとめ

 
リスニングプロセスから苦手となる要素について見てきましたが、英語を聞きまくって知識を蓄える学習だけでは、聞き取り力をアップさせることが難しいのです。
日本語英語や、暗記型詰め込み式学習の脱却は、Listening/Speaking/Reading/Writingすべての能力アップでの課題となりますので、どの能力強化においても意識して取り組んでいきましょう。

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現在の英語力は問いません。まずはお気軽にご相談ください。

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