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秋田県秋田市にある国立の単科大学、国際教養大学は、グローバルコミュニケーションを重視しています。留学を必須とする特殊な教育カリキュラムと、英語に強い国際教養大学編入に求められるTOEFLスコアを見ていきましょう。
国際教養大学は2004年、日本全国で初めての公立大学法人としてスタートを切りました。今までの公立大学にはなかった制度を取り入れることが可能となったこともあり、柔軟で迅速な運営を目指しています。
「国際教養教育」を教育理念に掲げ、唯一の学部である国際教養学部でグローバル人材の育成に力を入れているのが特徴。きめ細やかな英語教育プログラムがあり、英語で行われる授業は、コミュニケーションスキルやコンピュータスキルなど実践的な能力が身につけられるように構成されています。
特筆すべきは、1年間の海外留学が卒業の必須要件となっていること。海外大学との提携プログラムや単位互換制度を導入している大学はたくさんありますが、全学生に対して留学を義務化しているところは珍しいのではないでしょうか。
国際教養大学の提携大学は、海外50カ国・地域に200大学もあります。そのため、全員が留学に行くとは言っても日本人の団体で行動するわけではなく、それぞれが少人数で学べるようになっています。
また、留学の目的は単なる語学の習得ではなく、現地で多彩な価値観に触れて人間的に成長することと、英語を使って専門科目を学ぶことです。そうやって人間力も知識も磨いた学生たちは、帰国後自分が興味を持った分野で論文を執筆し、進学や就職をしてグローバルに活躍していくのです。
国際教養大学には、2年次または3年次に編入することができます。ただし、2021年度は募集定員が2年次7名、3年次1名と少なかったため、狭き門と言えるでしょう。
出願時にはTOEFLまたはIELTSの成績証明書原本の提出が必須とされています。
出願の要件として定められているスコアは、2年次編入の場合、TOEFL iBT71点以上、TOEFL PBT530点以上、IELTSバンド6.5以上のいずれか。
3年次の場合、TOEFL iBT79点以上、TOEFL PBT550点以上、IELTSバンド6.5以上。IELTSは2年次、3年次に差がありませんが、TOEFLでは3年次がやや高く設定されています。
前述のとおり、国際教養大学では1年間の留学をしないと原則卒業が認められません。その留学のためには、TOEFL ITP550点相当以上の英語力とGPA（成績評価平均点）2.50以上が要件となっています。
英語力が低い状態で編入しても留学ができませんから、出願の時点である程度の英語力を求められるのもうなずけますね。
国際教養大学には実践的な英語を学ぶためのさまざまなプログラムがあります。
受験合格や民間英語試験で結果を残すためだけではなく、入学してから制度を活用するためにも、実用的な英語力の向上に励みましょう。
帰国子女でなくても、留学経験がなくても「完璧な英語」を習得いただけます。
現在の英語力は問いません。まずはお気軽にご相談ください。
