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実施される新学習指導要領。中学英語と高校英語の変化とは

2022/06/02

実施される新学習指導要領。中学英語と高校英語の変化とは

 
各教育段階を経て実用的でコミュニケーション可能な英語力を身に付けることを目的とし、小学校での英語科目の導入だけではなく、中学・高校英語にも変化が生まれています。今回は、実施される新学習指導要領。中学英語と高校英語の変化とはについてお伝えします。
 

目標とするグローバル人材育成

 
語学教育に力を入れる理由の一つがグローバル人材育成です。
小学生からの英語教育、都立高校の英語スピーキングテストなど、公教育での英語科目に変化が生まれ英語を学ぶ時間が増えました。
 
「聞く:Listening」「話す:Speaking(やり取り:interaction)」「話す:Speaking (発表:production)」「読む:Reading」「書く:Writing」4技能5領域の成長を目指し、受験英語ではなく、コミュニケーションを図ることを可能とする英語力の育成を目的としつつ、新入試にも対応可能な英語力が養われるような指導が学校全体に求められることになります。また、特徴として、英語を嫌いになってしまう日本人が多いことから、特に低年齢での英語学習においては、嫌いにならない取り組みにも力を注いでいます。
 
そして、語学堪能であれば国際的に活躍可能な人材に成長を遂げられるかというと、そうではありません。そのため、授業スタイルにも変化が起きています。
 

変化する授業スタイル

 
教育改革前までは文法中心の受動的スタイルが一般ではありました。
ですが、使うことを意識した学習に切り替わり、小学校3年・4年では週1コマ話す(発表・やりとり)聞くを中心とし、5年生・6年生になると週2コマに増え読み書きが加わり能動的授業によりコミュニケーションに必要な素地・基礎力となる資質や能力を育成していきます。
 
中学生になると英語の授業は週4コマに増え、授業形態もオールイングリッシュに変わります。そして、インプットした知識を「使う」に変え、さらに自分の意見を英語で伝えるという力にも注目し、対話的な言語活動が活発になります。
 
高校生になると5領域を総合的に養う学習へと切り替わります。ただ単に会話をするというだけではなく、論理的思考を有する発信力を高める科目が追加されるため、ディベートやディスカッションの授業が活発になります。共通テストといった大学受験準備ではなく、大学進学後にも役立つ英語力を見据えた授業へと変化していくことになるのです。
 

まとめ

 
令和元年の調査では政府が目標とする数値に到達してはいませんが、前年度よりも生徒の英語力は成長している状況です。2022年度より順次高校での新学習指導要領が実施され、グローバル人材育成に力を入れる大学での講義も増えると予想されるため、学ぶ側の学生も英語に対する見方を変えていかなければならないのです。

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