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音声を聞き流すリスニングだけではTOEICスコアアップに繋がらない

2023/08/01

音声を聞き流すリスニングだけではTOEICスコアアップに繋がらない

 
英語の音声を聞き流す学習方法が一時期流行っていましたが、実際にその学習を取り入れたとしても、本質的な英語力がアップするケースはなかなかありませんし、TOEICスコアアップに役立つとは言えません。今回は、音声を聞き流すリスニングだけではTOEICスコアアップに繋がらないについてお伝えします。
 

聞き流すリスニングの効果について

 
英語の音源を聞いてリスニング力を養うという学習方法がありますが、ただ聞いているだけで英語力が伸びるという事はありません。そもそも、暗記している単語量が少なければ、話している内容も分かりませんし、会話の要点も掴めません。
 
そして、文法などの基礎構造の理解もなしに、会話全体を聞き取れる様なこともないため、聞き流すリスニング学習では、英語上級者には効果があっても、英語初級者などには効果的な学習方法とはならないのです。
 
従って、英語を聞き取る能力を伸ばすための、音声を聞き流す学習としては、英語の基礎力を伸ばし、会話の流れを把握できたり、最低限の英単語を覚えていなければ、効果を得られることはないのです。
 

TOEICスコアアップに繋がらない

 
TOEICは、リスニングとリーディングの2技能のテストとなるため、英語を聞き取れるようにしなければならないといった感覚を頂き、音声を聞く学習に時間を費やす方もいますが、まず、スコアアップに繋げるのであれば、英語の構造や規則の概念を正しく理解することが重要です。
 
聞いた内容を正確に理解が出来なければ、リスニングパートで答えるべき解答を導き出すことは出来ません。そのため、英語の基礎力を蔑ろにせず、自身で英語を構築する能力・正しい英語を理解できるようにしなければ、TOEICのスコアアップにはつながりません。
 
英語総合力を伸ばし、英語を上手に操る能力を身につけていかなければ、TOEICのスコアアップの目標も達成できませんし、コミュニケーションを図るための英語力を養う土台が作れませんので、まずは基礎力をしっかりと身に付けることが重要です。
 
そして、単語量などの語彙を増やしたり、発音やイントネーションに、多種多様な英語を聞き分けられるようにするといった学習に取り組んでいくことで、実践的な英語力が養われることを知りましょう。
 

まとめ

 
一時期日本でも流行した英語学習方法の一つとして、英語を聞き流すという一技能だけを伸ばす学習方法で、レベルアップを図れた方はゼロではないにしろ。多くの方が挫折したことでしょう。そもそも、英語は全体の技能を底上げしなければ、完璧に使える様にはなりません。そして、その根底となる基礎を疎かにしては、英語習得につながりませんので、英語学習への取り組み方にも注意が必要です。

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