英語学習者へのエール

LIBERTY修了生(現役東京大学生)監修記事

【完全保存版】TOEFL・IELTS・SAT・ACTの違いを大解剖!

2019/08/26

こんにちは!リバティイングリッシュです。

 

このコラムではアメリカのトップ大学への留学に必要なTOEFL・IELTS・SAT・ACTの違いをまとめています。

 

このコラムで読めること

・TOEFL・IELTSは留学生のための試験

・SAT・ACTはアメリカ版センター試験

・TOEFLは北米、IELTSはイギリス

・SATはじっくり解く、ACTは要領よく解く問題が多い

 

TOEFL・IELTSは留学生用、SAT・ACTは米国版センター試験

そもそもTOEFL・IELTS・SAT・ACTの違いって何でしょうか?

 

TOEFL・IELTSは留学生のテスト、SAT・ACTはアメリカ版のセンター試験になります。

 

TOEFLは主に北米、IELTSは主にイギリス

TOEFL・IELTSは、どちらも非英語圏の人が英語圏の大学に留学するために受けるテストです。したがって、SAT/ACTなどと比べると比較的英語が易しいと言われます(それでも日本の義務教育の英語より難しいです)。

 

TOEFLは主に北米留学向けのテスト。本校でお薦めするのもTOEFLです。

 

iBT、PBT、iTPなど様々な種類がありますが、日本で受験する個人の方はiBTを受けることになります。満点は120点で、英語圏留学の目安は80点。例年の日本人の平均点は71点です。

特徴として、専用ソフトウェアをインストールしたパソコンを用いて受験するので、パソコンでの英文入力に慣れている必要があります。また、TOEFLもIELTSも読解、リスニング、スピーキング、作文の4セクションで構成されますが、特にTOEFLのスピーキングでは回答をマイクに録音します。

 

IELTSは、北米でも採用する大学が増えていますが、基本的に英国・オーストラリアに留学する人用。

 

IELTSは「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニングモジュール」の2種類が存在しますが、留学生が受験するのは前者。点数が0.5点刻みで、満点は9.0点。英語圏留学の目安は6.0~6.5点です。

特徴として、IELTSは筆記試験です。また、スピーキングは録音ではなく、試験官と対面で話します。

 

まとめ:TOEFL (iBT)・IELTSの違い

① TOEFLは北米留学用、IELTSは基本的に英国・豪州留学用

② TOEFLはネットを介した試験、IELTSは紙に書き込む試験

③ TOEFLのスピーキングでは回答をマイクに録音、IELTSのスピーキングではインタビュアーとの対話

 

次に、SAT・ACTの違いについて述べます。

 

SATはじっくり問題を解く、ACTは要領よく質問に答える

SAT・ACTは米国版のセンター試験です。米国の学生はTOEFL・IELTSは受けず、SAT・ACTのどちらかを受けます。文法や読解、数学、エッセイというセクションは両者に共通していますが、ACTには更にサイエンスという教科があります。

 

SATは読解・文法800点、数学800点の2教科で計1600点満点の部分と、任意で受ける2~8点のエッセイの部分で構成されます。

 

SATは2016年に改正されるまでは数学の比重がACTと比べて少なめでしたが、現在は代数学を中心に比重が増加しました。

特徴は、設問ごとの制限時間が長め(約1分10秒) なこと。その分難易度も高いと言われています。また、数学セクションは代数学が中心で、計算機を使える問題と使えない問題という区分が存在。また、エッセイでは自分の意見より、他者の文章を分析する能力が試されます。

 

ACTは読解・文法・数学・サイエンスの4教科で36点満点の部分と、12点満点のエッセイの部分で構成されます。

 

ACTは設問ごとの制限時間は短め(約50秒) で、効率よく問題を解く能力が見られています。また、数学セクションは幾何学・代数学・三角関数など出題範囲は広め。エッセイでは自分の意見を主張することが求められます。サイエンスでは実験結果やグラフを分析する能力が試されます。

 

両者に通じて言えることですが、数学部分は英語特有の表現にさえ慣れれば問題自体は簡単です。

 

まとめ:SAT・ACTの違い

・SATはACTより設問ごとの回答時間が長い分、問題が難しい

・数学科目はSATは代数学、ACTは幅広く出題

・ACTにはサイエンス教科が存在、グラフや実験結果を分析する

・エッセイはSATでは他者の意見を分析する能力、ACTでは自己の意見を主張する能力が見られる


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