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日本人学生が海外で経験を積み成長を目指すのが困難な理由

2020/08/06

日本人学生が海外で経験を積み成長を目指すのが困難な理由

 
日本人学生の短期・長期間留学は増加傾向にあり、JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)調べでは2018年には約11万5千人もの学生が留学を経験しています。しかし、日本人の学生が、海外で経験を積み成長を目指すのが困難となる理由についてお伝えします。
 

海外留学する女性と留学しない男性

 
JASSO(独立行政法人日本学生支援機構)が発表した、2018年の日本人学生留学状況調査結果によると、海外留学した日本の学生は、約11万5千人にも上り、男性は約4万6千人。女性は約6万8千人とされています。
 
参照:2018(平成30)年度日本人学生留学状況調査結果
https://www.jasso.go.jp/about/statistics/intl_student_s/__icsFiles/afieldfile/2020/04/21/datar01n.pdf
 
男性よりも女性の方が行動力がある結果とも捉えられます。
しかし、約7万6千人の学生は1ヶ月未満の超短期の留学にとどまり、1年以上の留学になると2千人程度となっています。
 
大学在学中ということもあるため、夏休みなどを利用しての留学になるため時間がないことも考えられます。また、長期の留学をすることで、留年することにもなるので、長期留学ができないという声もありますが、1ヶ月未満の留学で得られる物はとても少なく、観光気分で留学しているとも捉えられます。
 
そして、語学を鍛えることや海外の生活に順応できるようになる、半年から1年未満の留学も約1万3千人となっています。これでは、さすがに日本人の学生が海外で経験を積み成長を目指すのは難しいとも言えるでしょう。
 

海外留学したと就職で胸を張れるのはどれぐらいから?

 
就職活動中に、語学が得意ですという学生がいますが、実際にその学生に留学経験を聞くと、正味2ヶ月程度と答えるなどのケースもあり、たった2ヶ月で何が得られるというのでしょうか。海外を知っているのと、知った気分になるでは雲泥の差があります。
 
仕事で海外の支社に派遣されることになれば、1年~5年は海外在留になることもあるため、海外生活を1年程度は経験していなければ、企業としても語学が得意な人材だと認めることはないでしょう。
 
また、ビジネスシーンの英語と日常会話レベルの英語でも差があるため、英語力をアピールポイントにするのであれば、ネイティブレベルや流暢に英語が話せるような方でなければ難しいということを理解しておきましょう。

また、TOEICやTOEFLのスコアはあくまで参考ですので、英語力のある人材を欲する企業であれば、スコア以上に英会話でのディスカッションを重要視することにもなります。
 

まとめ

 
1ヶ月未満であれ、留学を経験することは決して悪いことではありません。その数週間の間に感じることも多く、海外への意識が向くだけでも成長の証となりますが、ビジネスシーンなどで本格的に英語が必要とされる人材モデルとしては非力だとされることでしょう。
 
しかし、短期留学を経て海外挑戦を本格的に目指すお試し期間でもありますので、一度経験することは何も間違いではありません。自身の将来の設計プランと照らし合わせて、留学経験を無駄にしないようにすることが大切です。

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