TOEIC勉強法
TOEIC Study Tips
目次
TOEICスピーキングテストは、ビジネスシーンや日常会話での英語のコミュニケーション能力を測るための試験です。
このテストを受けることで、あなたの英語スピーキング能力が国際的にどのレベルにあるのかを知ることができます。
さて今回の記事では、そんなTOEICのスピーキングテストについてご紹介していきます。
TOEICスピーキングテストの申込方法は、インターネット申込のみです。
TOEIC公式ホームページから、会員登録をして、希望の試験日と会場を選択します。
受験料は6,930円(税込)で、クレジットカードかコンビニエンスストアで支払います。
申込受付期間は、試験日の約2ヵ月前から2週間前までです。
空席がある場合に限り、追加申込も可能ですが、受験料は8,745円(税込)になります。
TOEICスピーキングの難易度は、個人の英語レベルによって大きく異なります。
特に、日常生活で英語をほとんど使わない人にとっては、発音や即興での回答が難しいと感じることがあります。
しかし、事前の準備と対策をしっかりと行えば、高得点を目指すことは十分可能です。
TOEICのスピーキングテストは、英語の話し言葉の能力を測るテストです。
最高点数は200点で、日本の平均点数は111点です。
それに対して、世界の平均点数は約130点です。
スコアは、点数(0~200)の範囲で、以下のように評価されます。
– 点数(190~200): 一般の職場にふさわしい継続的な会話ができる
– 点数(160~180): 一般の職場にふさわしい継続的な会話ができるが、長い応答では弱点が一部現れる
– 点数(130~150): 意見を述べたり、複雑な要求に応えることができるが、部分的に不明瞭なことがある
– 点数(110~120): ある程度、意見を述べる、または複雑な要求に応えることができるが、応答に問題がみられる
-点数(80~100): 意見を述べる、または複雑な要求に応えようとするが、うまくいかない
– 点数(60~70): 簡単なことは言えるが、意見の裏付けを述べることはできない
– 点数(40~50): 意見を述べることも、意見の裏付けを述べることもできない
– 点数(0~30): スピーキングのかなりの部分に回答していない
TOEICのスピーキングテストのスコアは、TOEICのリスニングとリーディングのスコアと比較することができます。
例えば、スピーキングの平均点である111点は、リスニングとリーディングの合計で約650点に相当します。
スピーキングのスコアを高めるには、英語の発音、イントネーション、語彙、文法などを練習することが大切です。
TOEICスピーキングテストでは、さまざまな出題形式の問題が出題されます。
これにより、受験者の多様な英語コミュニケーション能力が試されます。
アナウンスや広告などの英文を音読する問題です。
発音やイントネーションが評価されます。準備時間と解答時間はともに45秒です。
例えば、次のような英文を読み上げます。
Welcome to the Grand Hotel. We hope you enjoy your stay with us. Our staff are always ready to assist you with any requests or inquiries. Please dial 0 for the front desk, or 9 for room service. Thank you for choosing the Grand Hotel.
写真を見て内容を描写する問題です。
写真の内容や背景、人物の動作や感情などを詳しく説明します。
準備時間は45秒、解答時間は30秒です。
例えば、次のような写真を見て、次のように話します。
This is a picture of a man and a woman in an office. They are sitting at a desk and looking at a laptop computer. The man is wearing a blue shirt and a tie, and the woman is wearing a white blouse and a black jacket. They seem to be having a serious discussion about something on the screen. There are some papers and a phone on the desk, and a window behind them.
応答問題では、身近な話題についての質問に答える出題形式になっています。
この問題では、自分の経験や意見を述べます。
1問目と2問目は15秒、3問目は30秒で答えます。
質問は音声と画面に表示されます。
例えば、次のような質問に、次のように答えます。
Q: What do you usually do on weekends?
A: On weekends, I usually go out with my friends or family. We like to go to the movies, or to a park, or to a restaurant. Sometimes, I just stay at home and relax, or read a book, or watch TV.
図表やスケジュールなどの情報に基づいて質問に答える問題です。
情報を正確に読み取り、要点をまとめます。
1問目と2問目は15秒、3問目は30秒で答えます。
質問は音声のみで、画面に表示されません。
例えば、次のような図表を見て、次のように答えます。
Q: What is the title of the chart? A: The title of the chart is “Sales by Region in 2020”.
Q: Which region had the highest sales in 2020? A: The region that had the highest sales in 2020 was North America, with 40% of the total sales.
Q: How much did Europe sell in 2020, and how did it compare to Asia? A: Europe sold 20% of the total sales in 2020, which was the same as Asia. They both sold 10 million dollars.
自分の意見とその理由を述べる問題です。
賛成か反対か、どちらか一方を選んで、具体的な根拠や例を挙げます。
準備時間は45秒、解答時間は60秒です。
例えば、次のような問題に、次のように答えます。
Q: Do you agree or disagree with the following statement? People should not use cell phones while driving.
A: I agree with the statement that people should not use cell phones while driving. I think using cell phones while driving is very dangerous and irresponsible. It can cause accidents and injuries, not only to the driver, but also to other people on the road. It can also distract the driver from paying attention to the traffic signs and signals, and the surrounding environment. Therefore, I think people should not use cell phones while driving, and they should focus on driving safely.
これらの出題形式に対する対策としては、実際の問題集を使って練習することが最も効果的です。
TOEIC公式問題集や、市販の参考書、問題集を使って、実際の試験と同じ出題形式で練習を重ねることで、スコアアップを目指しましょう。
また、日々の生活の中で英語を話す機会を増やし、様々なトピックについての発言力を鍛えることも重要です。
TOEICスピーキングテストの成功への道は、各出題形式に応じた対策を理解し、練習することにあります。
音読問題では、英単語の正確な発音が求められます。
効果的な対策としては、まず英語の音声をたくさん聞いて、リズムやイントネーションを身につけることが大切です。
英語のニュースサイトやポッドキャストを聞くことで、自然な英語の流れを学びましょう。
また、鏡の前で自分自身の発音をチェックしながら練習することも効果的です。
写真描写問題では、写真を詳細に観察し、その内容を英語で表現する能力が試されます。
対策としては、日常生活で目にするものを英語で説明する練習をすることが有効です。
例えば、街角の風景や友人の写真を見ながら、その場面を英語で説明する練習をしましょう。
これにより、語彙力を増やし、即興での表現力を鍛えることができます。
応答問題では、短い質問に対して即座に適切な回答をする能力が求められます。
このセクションの対策としては、よくある質問とその答えを準備しておくことが重要です。
例えば、「あなたの趣味は何ですか?」や「最近読んだ本について教えてください」といった質問に対する答えをあらかじめ用意しておき、スムーズに回答できるように練習しましょう。
この問題では、与えられた情報を基にして、自分の意見や提案を英語で述べることが求められます。
対策としては、様々なトピックについて自分の意見をまとめ、それを英語で表現する練習をすることが効果的です。
また、英語でディベートやディスカッションを行う練習をすることで、自分の考えを英語で的確に伝える能力を高めることができます。
このセクションでは、個人の意見や考えを論理的に英語で述べる能力が試されます。
対策としては、現代社会の様々な問題について自分の意見を持ち、それを英語で表現する練習をすることが重要です。
また、英語でエッセイを書く練習をすることで、自分の考えを整理し、それを英語で効果的に伝えるスキルを養うことができます。
TOEICスピーキングのスコアアップを目指すためには、実際の出題形式をもとに、効果的な勉強法を見つけ、継続して練習することが重要です。
英語のスピーキング能力を向上させるためには、まず正しい発音を身につけることが不可欠です。
英単語の発音を正確に覚えるために、発音ガイドやオンラインの発音練習ツールを活用しましょう。
また、英語を母国語とする人の話す音声を聞き、発音やイントネーションを模倣することも有効です。
英語のスピーキング能力を向上させるためには、まず正しい発音を身につけることが不可欠です。
英単語の発音を正確に覚えるために、発音ガイドやオンラインの発音練習ツールを活用しましょう。
また、英語を母国語とする人の話す音声を聞き、発音やイントネーションを模倣することも有効です。
TOEICスピーキングの試験対策として、公式問題集を使った練習がおすすめです。
公式問題集には、実際の試験で出題されるタイプの問題が多数含まれており、試験の出題形式や問題の難易度に慣れることができます。
問題集を解くことで、実際の出題形式になれることはもちろん、自分の弱点を発見し、それらを改善するためのという勉強法を実践しましょう。
実際に英語を話す機会を増やすことは、スピーキング能力を向上させる上で非常に重要です。
英語の会話クラブに参加したり、言語交換パートナーを見つけたりすることで、実際に英語を使う環境を作り出しましょう。
また、オンライン英会話サービスを利用することも一つの方法です。これらの活動を通じて、日常的に英語を話すことで、自然な発話能力とリスニング能力が身につきます。
スピーキングの勉強法について詳しく知りたい方は「英語のスピーキングの勉強法を伝授!上達のコツや独学で習得する方法は?」を参考にしてください。
リンク
TOEICスピーキングの勉強には、適切な参考書の選択が重要です。
以下は、スコアアップに役立つおすすめの参考書、問題集です。
この本は、テストの開発者であるETSが制作した公式ガイドブックです。
出題形式や実施方法についての詳細な説明や、練習テスト2回分などが収録されています。
豊富な解答例と講評で、各採点スケールをもとに点数化することができます。
この本を使うことで、実際の出題形式を把握するだけでなく、自分の弱点や改善点を見つけることができます。
テストの基本的な知識と対策を身につけるために、まず読んでおくべき問題集です。
この問題集は、テストに初めて挑戦する人や、基礎的な対策を知りたい人に最適な入門書です。
時間配分、困った時の切り抜け方、鉄板テンプレート、戦略的メモ取り法など、最短時間で最大の効果を上げる受験ノウハウが満載です。
また、満点ではなく、まず120点を目指すというアプローチで、基礎的なアウトプット力の証明に必要なスキルを身につけることができます。
この問題集では、実際の出題形式の下で、自信をつけるため、繰り返し読んで練習するべき問題集になります。
この問題集では、英語の発音、イントネーション、語彙、文法などを練習するための問題集となります。
音読、暗唱、書き写し、翻訳などのドリルで、英語の基本的な知識と感覚を身につけることができます。
また、実際の出題形式をもとに、スピーキングのためのコツやポイントも紹介されています。
この問題集では、テストの準備だけでなく、英語の話し言葉の能力を向上させるために、毎日読んで練習するべき問題集です。
スマートフォンやタブレットを活用して、手軽にスピーキングの練習を行うことができます。
以下に挙げるアプリは、TOEICスピーキング対策に特におすすめです。
英単語を効率的に覚えるためのアプリです。
フラッシュカードやテスト形式で単語を学びます。
発音も確認できます。
知らない単語を重点的に学べるので、スキマ時間に使うと効果的です。
無料版では英語から日本語の学習のみですが、有料版では日本語から英語の学習もできます。
教材は中高生、大学受験、各種試験、日常英会話などに対応しています。
mikanを使った学習方法は、解答の制限時間を1秒に設定し、1日10単語から始めることです。
カードめくり学習で単語の意味を確認し、テストで定着させます。
TOEIC®のスコアアップを目指すためのアプリです。
AIがあなたのレベルと弱点を分析し、最適な学習法を提案してくれます。
200以上の講義と3,000問以上の練習問題で、リスニング、ボキャブラリー、文法などのパートを攻略できます。
また新機能として、大規模言語モデルGPT-4を利用したAIチャット機能が追加されました。
間違えた問題や解説が分からない問題をAIに質問できます。
Santaアルクを使った学習方法は、まず無料スコア診断であなたの現在のレベルと目標スコアを設定することです。
次に、AIがおすすめする講義と練習問題をこなしていきます。
最後に、AIチャットで疑問点を解消できます。
英語のリーディングとライティングのスキルを向上させるためのアプリです。
英語の記事を読んで、その内容に関する質問に答えます。
答えはAIが点数化してくれます。
また、自分で英語の文章を書いて、AIが添削してくれます。
記事のレベルは初級から上級まであり、自分のレベルに合わせて選べます。
HiNative-Trekを使った学習方法は、まず自分のレベルに合った記事を選んで読むことです。
次に、記事に関する質問に答えて、AIのフィードバックを確認します。
最後に、記事に関する自分の意見や感想を英語で書いて、AIの添削を受けます。
実際に先生から直接指導を受けることで、より効果的にスピーキング能力を向上させることができます。
以下に挙げるスクールは、TOEICスピーキング対策に特におすすめです。
スピーキング対策を希望している皆さんは、ぜひ参考にしてください。
マンツーマンレッスンとコーチングのハイブリッド型英会話スクールです。
厳選されたネイティブ講師による50分のマンツーマンレッスン、TOEIC900点以上を持つアドバイザーによるカウンセリング、ホームワークでのネイティブによるライティングのチェックなど対応が充実しています。
TOEICのスピーキングテストに対策するには、目的やレベルに合わせたオリジナル問題集を使って、発音やイントネーション、文法などの基礎から実際の出題形式で学ぶことができます。
また、コーチングプログラムを利用すれば、自宅学習の習慣化やモチベーションの維持にも役立ちます。
ワンナップ英会話は、質の高いマンツーマンレッスンとコーチングの両方を受けたい人におすすめです。
ライティングとスピーキングの両方を上達させるという点で、唯一のオンライン英会話スクールです。
60カ国以上から集まった講師が、学習者と1対1でレッスンを行います。
TOEICのスピーキングテストに対策するには、ライティングとスピーキングの両方をバランスよく学ぶことができます。
ライティングでは、自分で文章を書いて、講師が添削してくれます。
スピーキングでは、自分のレベルに合わせた教材を使って、講師と会話をします。
また、TOEICのスピーキングテストの模擬試験も受けることができます。
ベストティーチャーは、ライティングとスピーキングの両方を強化したい人におすすめです。
4技能対策に熟知した講師陣が在籍するオンライン英会話スクールです。
TOEFL・IELTS、TOEIC、英検など検定試験指導者が中心です。
TOEICのスピーキングテストに対策するには、4技能のうちのリスニングとスピーキングを重点的に学ぶことができます。
リスニングでは、TOEICのリスニングパートと同じ出題形式の問題を解きながら、講師が発音やイントネーション、単語や文法の説明をしてくれます。
スピーキングでは、TOEICのスピーキングテストと同じ出題形式の問題に答えながら、講師が発音やイントネーション、単語や文法の添削をしてくれます。
mytutorは、TOEICのスピーキングテストだけでなく、リスニングテストにも対策したい人におすすめです。
オンライン英会話スクールの中でも最安値の料金設定をしているスクールです。
フィリピン人講師が、学習者と1対1でレッスンを行います。
TOEICのスピーキングテストに対策するには、低価格で気軽に英語の話し言葉の練習ができます。
問題集は、初級から上級までのレベル別に分かれており、TOEICのスピーキングテストに関連する内容もあります。
また、自分で問題集を持ち込んでレッスンすることもできます。
イングリードは、予算が限られているけれど、英語の話し言葉の練習をたくさんしたい人におすすめです。
オンライン英会話スクールの中でも最高品質のレッスンを提供するスクールです。
アメリカやイギリスなどのネイティブ講師が、学習者と1対1でレッスンを行います。
TOEICのスピーキングテストに対策するには、本物の英語に触れることができます。
問題集は、初級から上級までのレベル別に分かれており、TOEICのスピーキングテストに関連する内容もあります。
また、自分で問題集を持ち込んでレッスンすることもできます。
Liberty English Academyは、質の高いネイティブ講師から学びたい人におすすめです。
TOEICスピーキングテストの対策には、正しい発音の練習、問題集を使った実践的な練習、そして実際に英語を話す機会の増加が鍵となります。
また、適切な参考書やアプリの利用、さらには専門のスクールでの学習も、点数の向上に大きく左右されます。
TOEICスピーキングの成功は、日々の努力と正しい勉強方法によって、確実に近づけることができます。
対策をしっかりと立て、目標点数を目指して頑張りましょう。
この記事を通じて、TOEICスピーキングの概要から具体的な対策方法まで、幅広く理解し、自分に合った勉強法を見つけることができたでしょう。
TOEICスピーキングのスコアアップを目指して、今日から一歩ずつ進んでいきましょう。
星川翼
私は現在、大学受験予備校の経営者をしております。この仕事を通として、私は普段から、受験生の英語教育に深く携わっております。そのため、塾業界はもちろん、英検、IELTS、TOEFLなどの英語の資格試験についても熟知しております。この私の知見を、一人でも多くの方の役立てるよう、精一杯読者目線に立った記事作りを心掛けてまいります。