元LIBERTY受講生の野口先生が教える英語勉強法
さて、前回はwhoeverとwhicheverの使い方を
勉強しました。
少し復習してみましょう。
1. whoeverの用法
名詞節としてwhoeverを使う場合には
anyone whoと同じ意味になります。
Whoever has dogs should take them for a walk.
(犬を飼う人はだれでも、犬を散歩に連れて行ったほうがいい)
他方、副詞節としてwhoeverを使う場合もあります。
whoeverが譲歩の副詞節になる場合です。
書き換えるとno matter whoになります。
「だれが〜しようとも」という意味ですね。
例文を見てみましょう。
Whoever may be responsible, we should seek the best solution.
(だれに責任があるにしても、一番の解決策を探すべきだ)
前回も見たので軽く確認していただければ大丈夫です。
2. whicheverの用法
whicheverも名詞節と副詞節を作ることができます。
名詞節の場合には
「どれでも」「どちらでも」という意味になります。
Which is my ball?
(私のボールはどちらですか?)
You can have whichever you like.
(好きな方を持っていっていいですよ)
他方、副詞節の場合には
「どちらが〜しようとも」という意味になります。
no matter whichに書き換えることができます。
Whichever you choose, I’ll back you up.
(どちらを選んでも、あなたを応援します)
ここまでが復習です。
みなさんよろしいでしょうか…
さて、ここからが今日の本題です。
続いてwhateverを見ていきましょう。
3. whateverの用法
(1)名詞節
名詞節に使う場合には
「〜するものは何でも」(=anything that)
という意味になります。
Whatever has a beginning also has an end.
(始まりのあるどんなことも、また終わりがある)
主語(S)は、whatever has a beginningです。
VerbはhasでV3となり、目的語(O)は
an endです。
文法的にはそれほど難しくないと思います。
どんどん例文を見ていきます。
Whatever your dog eats you will have to pay for.
(犬が食べたものは何でも弁償してください)
主語(S)はyouです。
Verbはpay forでV3の働きとなり、目的語(O)は
Whatever your dogです。
少し違和感を覚えた方もいると思いますが、
なんだかこの文章は変ですね…
そうです。グラマーテーブルのクラスではおなじみの
倒置(=inversion)が起こっています。
Whatever your dog eatsは本来、文末に来るのですが、
強調のために文頭にきています。
ご確認くださいね。
(2)副詞節
もちろんwhateverは副詞節にも使えます。
「どんなものが〜しようとも」(=no matter what)
という意味になります。
例文を確認しましょう。
Whatever happens, I will go for a walk with my dog.
(何が起ころうとも、私は犬の散歩に行きます)
Whatever happensが譲歩を導く副詞節です。
「何が起ころうとも」という意味になります。
ここまで読んでくれた方なら主節
(=I will go for a walk with my dog)
の説明は大丈夫でしょう。
最後にもうひとつだけ例文を見ましょう。
Whatever they said to me, I would not change my mind.
(彼らが何を私に何を言っても、私は決心を変えない)
Whatever they said to meが譲歩を導く副詞節です。
whateverはno matter whatに書き換え可能なので
「彼らが何を私に言っても」という意味になります。
そしてwouldはwillの過去形です。
「彼らが私にいろいろ言った」ときに
「私は決心を変えようとしなかった」ので
willは過去形のwouldになります。