永住権獲得の壁が高いアメリカやヨーロッパとは違うカナダ

永住権獲得の壁が高いアメリカやヨーロッパとは違うカナダ

 
カナダへ留学する学生の中には、カナダでの暮らしが有意義に感じてカナダで生活を続けたいと考える人は少なくはありません。そこで気になるのが、カナダでの永住権についてです。今回は、永住権獲得の壁が高いアメリカやヨーロッパとは違うカナダについてお伝えします。
 

永住権取得について

 
永住権とは、国籍は変えないまま、無期限にその国に滞在し、仕事のできる権利を指します。生活基盤を好きな国で過ごせ、永久的にその国で暮らすことが前提となるため、在留期間の制限も無くなります。もちろん、細かい違いはありますが、その国の住民とほとんど同じ権利を得られることにもなります。
 
永住権を獲得するには、国それぞれに条件が設定されており、アメリカやヨーロッパに日本は非常にその壁が高く、移民の永住権の獲得が難しいとされています。
 
しかし、カナダの様に移民の受け入れを寛容にしている国もあります。
カナダでは、毎年20万もの移民を受け入れています。その背景には、少子高齢化など働き手不足などが影響しているので、国力・経済力の衰えが関係しているとされているのです。
従って、日本人がカナダで永住権を得て、生活基盤を日本からカナダにするという方も少なくはない状況なのです。
 

カナダで永住権取得するためには何が必要？

 
カナダ永住権を取得する方法はいくつかあります。
以下に主要な取得方法をいくつか紹介しますが、時折変更されることがあるため、最新情報をカナダ移民・難民市民権省（IRCC）の公式ウェブサイトなどで確認することも大切です。
 
1.エクスプレスエントリー
エクスプレスエントリーはスキルや経験に基づいて候補者を選び、ポイントベースで評価されます。適格な候補者はプールに登録し、ポイントが高い者から選ばれることになる永住権取得方法です。
 
2．ファミリースポンサーシップ
カナダ市民または永住権保持者の家族が、彼らをカナダに招き入れることができます。
これには、配偶者、子供、親、祖父母などが含まれます。
 
3．難民保護プログラム
国際的な難民条約に基づいて難民の保護を受けるためのプログラムです。難民地位を認定されると、永住権を申請できます。
 
プロビンシャルノミニープログラム:
カナダの州や準州は、自分たちの経済的、労働力ニーズに合わせて移民プログラムを実施できます。異なる州や準州で留学または働く機会が提供されています。
 
4．人道的移民プログラム
人道的危機や災害の影響を受けた人々、特にシリア難民など、特定の国からの人々を受け入れるために設計されたプログラムがあります。
 
このように永住権を取得する方法があります。
各プログラムごとに異なる要件を満たす必要があるので、確認が必要となります。
 
また、カナダへの留学をした学生が永住権を取得する方法として、ポスグラビザを取得し、現地で働き永住権取得を目指すことも可能となりますので、カナダでの生活を考えた際には調べてみましょう
 

まとめ

 
カナダは世界的にも住みやすい国として人気があります。
なかには、海外での暮らしや仕事をしたいと考える学生も少なくはありません。
そういった際には、永住権の取得などを考慮した大学選びなどを行っていくと良いでしょう。