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ETH – スイス連邦工科大学チューリッヒ校|TOEFL・IELTS 必要スコア

スイス連邦工科大学チューリッヒ校

Rämistrasse 101, Zürich, 8092, Switzerland

LIBERTY トップ 100 大学ランキング 14位

概要

スイス連邦工科大学チューリッヒ校(別名:チューリッヒ工科大学、ETH Zurich)は、1855年にスイス連邦工科大学としてチューリッヒに設立された国立大学です。当時のスイスにとっての革新と知識の中心として設立され、今では自然科学と技術の分野で世界をリードする工科大学の一つとして最先端の研究とイノベーションで有名な大学です。天才科学者アインシュタインやX線を発明したレントゲンも卒業生です。

2020年度の世界ランキングは13位となっています。

参考元:

https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2020/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats

 

スイス連邦工科大学チューリッヒ校は、自由、個人責任、起業家精神、幅広い視野をビジョンとして掲げ、ヨーロッパの研究開拓精神の伝統を大事にし、実用的なアプローチを行えるよう数学にも力を入れ、科学分野だけでなく、社会全体、経済全体の課題を解決に導く研究やそのための教育を提供することをミッションとしている大学です。更に、研究成果のスタートアップ展開を進め、2019年には、年間スピンオフ設立数30社となりました。

 

大学院は5つの学部に分けられており、自然科学やコンピューターの分野で高い評価を得ており、特に医薬の開発、ビッグデータの規制方法、環境的持続可能性、新製品の開発などの分野に力を入れています。また、どの学部も入学の際に求められるスコアの水準も非常に高く設定されており、合格率は毎年約27%ほどです。

 

参考元:

https://www.gotouniversity.com/university/zurich-swiss-federal-institute-of-technology-eth/application-requirements

 

スイスの国立大学として国のためだけでなく世界のイノベーションに貢献し、世界のあらゆる問題に対して現実的なソリューションを提示し続け、世界をリードしてきたスイス連邦工科大学チューリッヒ校。

本稿ではこの大学に入学するための手順と必要条件、学費や奨学金の制度まで細かく紐解いて行きます。

 

【早見表】※学部の入試情報における早見表です。大学院入試は後述情報をご参照ください。

テストスコア GPA* 2
ACT* N/A
IELTS 7+
TOEFL/iBT 100+
SAT* N/A
アメリカ大学ランキング* N/A
世界大学ランキング* 13位
学費+生活費* CHF 26,000/年
平均奨学金* CHF 17,000/年
合格率* 27%

*大学院受験ではなく大学受験における情報です。難易度や費用の目安として参考にしてください。

参考元:

https://www.gotouniversity.com/university/zurich-swiss-federal-institute-of-technology-eth/application-requirements

https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/eth-zurich

 

大学院で必要とされる英語力


 
スイス連邦工科大学チューリッヒ校の生徒は39%が外国籍の出身であり、約120か国の国々から優秀な生徒が世界最高水準の高度な研究と教育を受けられる環境を求めてたくさん集まってきます。他の大学に比べ、留学生を積極的に受け入れています。

共通言語は基本的に英語で統一されており、当然専門的な分野の話題もすべて英語で行われる為、日常的なやりとりに加えて専門性に特化した高度な語学力も求められます。ただ、建築学科、土木工学学科、空間開発・インフラストラクチャシステム学科、歴史・認識論哲学学科はドイツ語による授業があります。

英語が母語でない学生には英語力のスコアの提示が求められており、主な学科の英語力のボーダーラインは以下の通りです。

 

School/Program

学科(大学院)

Minimum Required Scores

必要とされる英語資格の点数の最低スコア

TOEFL iBT IELTS (Academic)
Applied Geophysics

応用地球物理学

100 7.0
Biomedical Engineering

生物医学工学

100 7.0
Computer Science

コンピューターサイエンス

100 7.0
Data Science

データサイエンス

100 7.0
Earth Sciences

地球科学

100 7.0
Environmental Engineering

環境工学

100 7.0
Environmental Sciences

環境科学

100 7.0
Geomatics

地理情報学

100 7.0
Mathematics /Applied Mathematics

数学/応用数学

100 7.0
Management, Technology and Economics

経営・技術・経済学

100 7.0

参考元:

https://ethz.ch/en/studies/registration-application/master/application/language-requirements.html

 

TOEFLはiBT、IELTSはAcademic moduleのスコアが対象になります。いずれも高いスコアが要求されますが、これはあくまで必要最低点数です。入学後も高い語学力がないと、専門性の非常に高い授業に付いていけませんので、できる限りボーダーラインギリギリを目指すのではなく、満点に近い点数を狙いましょう。

多くの国から非常に優秀な人材が集まってくるスイス連邦工科大学チューリッヒ校に入るためにはかなり高い英語力を求められますが、その分入った後に思う存分自分の興味分野を深めることができるでしょう。

 

出願から合否発表までの流れ

 

オンラインで出願が可能

近年はオンライン環境も整い、多くの大学では出願から合否発表までインターネット上で全てを完結させてしまえることも多いです。スイス連邦工科大学チューリッヒ校も例外なくオンラインでの出願窓口は完備されており、全ての手続きをインターネット上で終えることが可能です。

スイス連邦工科大学チューリッヒ校の公式のHPに用意されている出願フォームにデータ化した必要書類をアップロードすることで出願は完了します。出願を考え始めたら、まずは公式HPを確認して、出願の流れを確認するようにしましょう。

 

出願書類

一般的にコースで必要になる共通書類は次のとおりです。

・願書(オンラインの申請フォームを入力します)

・受験料(CHF 150)

・学位の証明書(大学のもの。日本語英語両方)

・英語力の証明書(TOEFLまたはIELTSスコアが求められます)

・GRE(学科による。大学院出願にあたって求められる共通試験です)

・推薦状(2通以上)

・学部で勉強したコース内容の情報

・使用したテキストのタイトルと著者一覧

・志望理由書

 

注意

・各コースによって必要書類が異なりますので、必ずご自身で確認しましょう。

・必要となる書類は年度によって変わる場合や、出願が始まってから書類が追加になることもあります。

必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。

 

英語原文

  • Online application form
  • Application fee
  • Official Transcripts
  • English proficiency test score
  • Graduate Record Examination (GRE)
  • Letters of recommendation
  • Course content information
  • Textbooks used
  • Motivation letter

 

(ウェブサイトの「Required application documents」ページ参照:https://ethz.ch/en/studies/registration-application/master/application/how-to-apply/application-documents.html

 

提出期限

  • 出願書類の提出期限:12月15日(コースによる)
  • 合格発表の期間:3月15日頃

 

出願書類の提出期限は毎年変わる可能性があります。必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで締切日を確認し、出願は早めの準備を心がけましょう。

特にスイスに在住していない場合はインターネット上での申請になる為、手続きの方法を間違えたり書類が不足していたりしても誰も直接指摘をしてくれません。しっかりと申請方法を確認して、慎重かつ早めに書類を揃えていくことを推奨します。

なお、スイス連邦工科大学チューリッヒ校は世界中から多くの優秀な研究者達が応募するので、早めに、かつ、Admission Officeの目に止まるような内容の自己推薦文等を準備しましょう。

 

参考元:

https://ethz.ch/en/studies/registration-application/master/application/how-to-apply/application-schedule.html

 

スイス連邦工科大学チューリッヒ校の合格率


 
世界中の社会的、経済的、環境的問題に対して革新的かつ実践的解決策を編み出し、世界に貢献してきているスイス連邦工科大学チューリッヒ校の合格率は約27%程度なっています。ただし、多くのスイス連邦工科大学チューリッヒ校に通っていた学部生が非常に高い確率で大学院に進学するため、大学院からの受験生のみの合格率は非常に低いと考えた方が良いでしょう。

世界中から将来にあらゆる問題に対して解決を見出し、世界に貢献できる人材を求めているので、それに繋がる経歴、経験等を強調する自己推薦文や推薦状を準備して出願することがスイス連邦工科大学チューリッヒ校の合格への近道となります。

 

学費と奨学金制度

2年間の学費と生活費

スイス連邦工科大学チューリッヒ校は国立大学ですので、アメリカの大学に比べて留学生の学費は安めに設定されています。

スイス連邦工科大学チューリッヒ校の1年間の学費は約1460スイスフラン(CHF 1=112円換算:約16万4000円)とされていて、生活費(居住と生活費で年間で約280万円)も含めると2年間で約600万円程度は必要だと見積もっておきましょう。アメリカの大学と比較するとかなり金銭的にも恵まれていると言えるでしょう。

 

奨学金

スイス連邦工科大学チューリッヒ校は奨学金制度が2種類あります。Excellence Scholarship & Opportunity Programme(ESOP奨学金)とTH-D Scholarship(TH-D奨学金)です。

どちらの奨学金もスイス連邦工科大学チューリッヒ校の大学院に入る予定の生徒は、条件を満たしていれば誰でも申請することが可能です。2つの奨学金の申請は一律であり、ESOP奨学金が認められなかった場合にTH-D奨学金が認められる可能性があります。

ESOP奨学金は、大学院の期間中の学費に加え、1学期あたり12,000スイスフランの奨学金を援助してもらえるので、一年あたり約285万円の援助を受けられ、留学に必要な費用を基本的に全て賄える額となります。

TH-D奨学金は、大学院の期間中の学費に加え、生活費の一部として1学期あたり7,500スイスフランの奨学金を援助してもらえるので、一年あたり約180万円の援助を受けられます。さらに学部によって更に補助金や学部生のTAをやることによるアシスタント費用などを援助してもらえる可能性があります。

 

奨学金制度を申請するには、以下の書類を提出する必要があります。

・申請書

・自己推薦文

・大学院の論文テーマ提案書

・履歴書

・推薦文2通

 

参考元:

https://ethz.ch/students/en/studies/financial/scholarships.html

 

著名な卒業生

世界でも評価の高い工科大学の1つとして世界をリードしてきたスイス連邦工科大学チューリッヒ校。ノーベル賞受賞者も20名ほど輩出しており、以下の方々のように、多くの著名人がスイス連邦工科大学チューリッヒ校を卒業しています。

 

  • Christian Menn(建築家、起業家/ 1956年 建築工学博士号(PhD)取得)
  • Karl Alexander Müller(物理学者、ノーベル物理学賞受賞 / 1957年 物理数学博士号(PhD)取得)
  • Richard Robert Ernst(化学者、ノーベル化学賞受賞 / 1962年 物理化学博士号(PhD)取得)
  • Rudolf Konrad Allemann(生化学者 / 1989年 化学博士号(PhD)取得)
  • Hanspeter Pfister(コンピューター科学者 / 1991年 電子工学修士号(MS)取得)

 

参考元:

https://ethz.ch/en/the-eth-zurich/portrait/nobel-prize-laureates.html

https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_ETH_Zurich_people

 

トリビア

スイス連邦工科大学チューリッヒ校は、世界でも最高峰の工科大学としてロボットを製作したり、3Dプリンター技術を駆使して建物を立てたりしています。そのような技術や発明は映画界にも多大な影響を与えており、毎年チューリッヒの映画フェスティバルにも参画し、更に、ディズニーがスイス連邦工科大学チューリッヒ校に研究所を設けているほどです。

スイス連邦工科大学チューリッヒ校のマルクス・グロス教授が研究し、2008年にアカデミー賞で技術賞を受賞した煙や爆発の表現を改善するための技術は、『アバター』や『アイアンマン3』などの多くのハリウッド映画で使用されています。また、マルクスグロス教授のチームが発明した、アニメキャラクターの表情をよりリアルにするためのソフトウェアは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で使用されています。


https://ethz.ch/en/news-and-events/eth-news/news/2019/02/an-oscar-for-medusa.html

更に、ディズニーのチューリッヒ研究所は、スイス連邦工科大学チューリッヒ校と連携し、スイスのアルプス雪をもとに、ディズニーの大人気作品である『アナと雪の女王』で描かれている雪をよりリアルなタッチに仕上げました。

入学してみたら、スイス連邦工科大学チューリッヒ校にしかないさまざまなロボットや発明品に触れて、是非とも新たな研究・発明に挑戦してみてください。

 

まとめ

世界有数の工科大学の1つとしてあらゆる発明や開発を行い、更にスタートアップ企業などを設立して実用的な科学の発展に寄与してきたスイス連邦工科大学チューリッヒ校。比較的安価な留学費用で非常に設備の整った環境で研究等ができるため、非常に優秀で研究熱心な生徒が世界中から集まってきます。

入学するにはとても高い壁とはなりますが、スイス連邦工科大学チューリッヒ校という、名だたる発明者やノーベル賞受賞者なども輩出し、教授陣のレベルも極めて高い大学で学ぶことができれば、高度な研究、開発をしてきた世界中の優秀な方々と出会うことができます。

将来は世界の歴史に残る発明をするような方と一緒に勉強することができるかもしれませんね。

是非ともLIBERTYで高度な英語力をつけ、諦めずに合格を目指してください。

 

スイス連邦工科大学チューリッヒ校への留学を目指しているみなさんへ


 
スイス連邦工科大学チューリッヒ校をはじめとする世界のトップ大学への進学は当然簡単ではありませんが、決して不可能ではありません

 

現在のあなたの目標の点数まで「あと一歩!」というところでしょうか?それとも「まだまだ遠い…」といったところでしょうか?

 

いずれにしましても正しい方法で英語を勉強していただければ、誰でも問題なく高い英語力を獲得して目標を達成することができます。

なお、本記事に記載されているTOEFLやIELTSの基準スコアを満たさなければ入学対象にもなりません。海外の大学、大学院への進学にはTOEFLやIELTSのスコアを獲得する他にもエッセイや履歴書の用意など出願の準備が必要です。

目標としている大学、大学院への合格を目指すのであれば、まず短期間で確実に必要なスコアの獲得を目指しましょう。

 

さてLIBERTYでは日本人が苦手とする最大の理由は日本の英語教育にある、と考えております。

日本の「試験対策としての英語教育」では、どれだけ優秀な型でもなかなか英語を使いこなせるようにはなりません。

LIBERTY独自の英語教授法である『グラマーテーブル』では…

 

①日本語と英語の間にあるギャップを解消し

②英語をマスターするために不可欠な英語の根幹部分を学び

③アカデミックな英語に必要な語彙力、理論構成、レトリック( 言い回し)を体感的に学ぶことができる

 

…ため、現在の英語力に関係なく短期間で高い英語力を習得することができます。

 

またLIBERTYでは「試験のための英語」ではなく、「根本的な英語力を高めるための英語」を学ぶことが重要であると考えております。

 

その理由は主に2つあります。

 

①TOEFLやIELTSなどの英語試験は単純な試験対策テクニックではスコアが伸びない

 

一般的なTOEFLやIELTSの対策学校では過去問の分析や試験テクニックでスコアをあげようとしています。

その結果として多少はスコアを上げられるかもしれませんが、それはTOEFL力やIELTS力が上ったというだけであり英語力が上ったわけではありません。

 

LIBERTYでは過去問対策も当然行いますが、まずは盤石な英語力を身につけ、その結果としてスコアを上げるという逆のアプローチを採っています。

 

留学後に使える英語を学ばないと意味がない

 

試験テクニックを学んだところで、実用的な英語を習得せずに留学をしてしまうと授業についていくことができずに苦労してしまいます。海外の大学や大学院ではただ出席するだけではなく、積極的なディスカッションへの参加やエッセイの提出を求められます。留学してからも通用する英語力を身に付けなければ英語を学ぶ意味はありません。

 

目標とされている大学や大学院への進学にはまずは高い英語力の獲得が不可欠です。

LIBERTYでは実用的でアカデミックな英語を体感的にわかりやすく教えているため、必ずお役に立てると思います。

 

よろしければまずは一度無料のカウンセリングにお越しいただいてみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

 

世界のトップ大学に進学するためには高いTOEFL/IELTSのスコアはもちろん、留学先でも実際に使える「本質的な英語力」の獲得が不可欠です。
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