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世界トップ100大学

エコール・ポリテクニーク|TOEFL・IELTS スコア

エコール・ポリテクニーク

Route de Saclay, Palaiseau, 91128, France

LIBERTYトップ100大学ランキング94位

概要

エコール・ポリテクニークは、1794年にフランスのパリ市近郊パレゾーに位置する公立高等教育研究機関です。1794年のフランス革命中に、数学者ラザール・カルノーとガスパール・モンジュによって創設されました。1804年にナポレオン・ボナパルトによって軍学校となり、今日ではフランス軍事省の配下にあるものの、軍学校ではありません。理工系エリート(テクノクラート)養成の機関であり、最先端の科学技術の研究や学問を学ぶことができます。
 
Times Higher Educationによると、2020年のフランス国内ランキングでは3位、世界ランキングでは93位となっています。
(https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/2020/world-ranking#!/page/0/length/25/sort_by/rank/sort_order/asc/cols/stats)
 
エコール・ポリテクニークは、”Pour la Patrie、Le Sciences et la Gloire”( “故郷、科学と栄光のため”)モットーとして掲げ、科学の分野で革新的かつ卓越的な教育と研究環境を提供しています。そして、フランス革命時に創設された大学とあって、イノベーションが繁栄の原動力であるというのがエコール・ポリテクニークのDNAとなっており、エコール・ポリテクニークは、社会が革新的な科学的プロジェクトを通して、社会が直面している現在、将来の課題に取り組む社会的に責任ある専門家をたくさん輩出してきました。
 
大学院は、全部で80を超えるプログラムを提供しており、特に数学、コンピューターサイエンス学、宇宙科学の分野で高い評価を得ています。
どの学部も入学の際に求められるスコアの水準が非常に高く設定されていますが、大学入学の平均合格率は公表されていません。
 
ヨーロッパを代表する名門理工系大学の一つとして、世界中から来る多くの学生に世界最高水準の研究施設と教育環境を提供してきたエコール・ポリテクニーク。
本稿ではこの大学に入学するための手順と必要条件、学費や奨学金の制度まで細かく紐解いて行きます。
 
【早見表】※学部の入試情報における早見表です。大学院入試は後述情報をご参照ください。

テストスコア GPA* N/A
ACT* N/A
IELTS 6.5
TOEFL/iBT 90
SAT* N/A
アメリカ大学ランキング* N/A
世界大学ランキング* 93位
学費+生活費* $ 288 /年
合格率* N/A

*大学院受験ではなく大学受験における情報です。難易度や費用の目安として参考にしてください。
 
参考元:
(https://www.timeshighereducation.com/world-university-rankings/ecole-polytechnique)
 

大学院で必要とされる英語力


 
エコール・ポリテクニークの学生は約40%が外国の出身であり、さまざまな国から優秀な学生が世界最高水準の高度な研究と教育を受けられる環境を求めてたくさん集まってきます。
共通言語は基本的にフランス語とされていますが、英語で提供されるプログラムが8つあり、そのプログラムについては、当然専門的な分野の話題もすべて英語で行われる為、日常的なやりとりに加えて専門性に特化した高度な語学力も求められます。
 
英語で提供されるプログラムについて、英語が母語でない学生には英語力のスコアの提示が求められており、主な大学院コースの英語力のボーダーラインは以下の通りです。
 

School/Program

学科(大学院)

Minimum Required Scores

必要とされる英語資格の点数の最低スコア

TOEFL iBT IELTS (Academic)
Artificial Intelligence & advanced Visual Computing

人工知能、高度ビジュアルコンピューティング学

90 6.5
Cybersecurity: Threats and Defenses

サイバーセキュリティ学:脅威と防御

90 6.5
Data Science For Business

ビジネスのためのデジタルサイエンス学

90 6.5
Economics for Smart Cities and Climate Policy

スマートシティおよび気候政策のための経済学

90 6.5
Economics, Data Analytics and Corporate Finance

経済、データ分析、コーポレートファイナンス学

90 6.5
Energy Environment: Science Technology and Management

エネルギー環境学:科学技術マネジメント

90 6.5
Environmental Engineering and Sustainability Management

環境工学、サステナビリティマネジメント学

90 6.5
Internet of Things: Innovation and Management

IoT学:イノベーションとマネジメント

90 6.5

 
参考元:
(https://programmes.polytechnique.edu/en/master/admissions-msct/language-prerequisites)
 
TOEFLはiBT、IELTSはAcademic moduleのスコアが対象になります。いずれも高いスコアが要求されますが、これはあくまで必要最低点数です。入学後も高い語学力がないと、専門性の非常に高い授業についていけませんので、できる限りボーダーラインギリギリを目指すのではなく、満点に近い点数を狙いましょう。
パリの歴史あるエリート大学の一つであり、最高水準の勉強や研究をすることができる大学として多くの国から非常に優秀な人材が集まってくるエコール・ポリテクニークに入るためにはかなり高い英語力を求められますが、入った後にその分思う存分自分の興味分野を深めることができるでしょう。
 

出願から合否発表までの流れ


 
オンラインまたは郵送で出願が可能
 
近年はオンライン環境も整い、多くの大学では出願から合否発表までインターネット上で全てを完結させてしまえることも多いです。エコール・ポリテクニークも例外なくオンラインでの出願窓口は完備されており、全ての手続きをインターネット上で終えることが可能です。
 
ただし、プログラムによってウェブサイトから出願する方法だけでなく、メールで出願書類を送る方法もあるので、出願を考え始めたら、まずは各プログラムの公式ウェブサイトを確認して、出願の流れを確認するようにしましょう。
 
出願書類
 
一般的にコースで必要になる共通書類は次のとおりです。

  • 願書(オンライン申請の場合は、オンラインの申請フォームを入力します)
  • 出願費
  • 学位の証明書
  • 成績証明書(必要単位数を満たしているか確認します)
  • 英語力の証明書(TOEFLまたはIELTSスコア)
  • 履歴書
  • 志望理由書
  • 推薦状
  • パスポートのコピー

 
注意
・各コースによって必要書類が異なりますので、必ずご自身で確認しましょう。
・必要となる書類は年度によって変わる場合や、出願が始まってから書類が追加になることもあります。
必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで募集要項を確認しましょう。
 
英語原文

  • Application form
  • Application fee
  • Diplomas
  • Transcripts 
  • Copy of TOEFL/IELTS
  • CV or resume
  • Personal Statement
  • Letter of recommendation
  • Copy of Passport

 
(Admissions MSc&Tウェブサイトの「Application Deadlines & Procedure」ページ参照:
https://programmes.polytechnique.edu/en/master/admissions-msct/application-deadlines-procedure)
 
提出期限

  • 出願書類の提出期限:11月3日〜翌年4月21日まで(学科による)
  • 合格発表の期間:提出期限から4〜6週間後(学科による)

 
出願書類の提出期限は学科によって全く異なり、毎年変わる可能性があります。必ず書類の作成前と出願前に、各コースのウェブサイトで締切日を確認し、出願は早めの準備を心がけましょう。
特にフランスに在住していない場合はインターネット上での申請になる為、手続きの方法を間違えたり書類が不足していたりしても誰も直接指摘してくれません。しっかりと申請方法を確認して、慎重かつ早めに書類を揃えていくことを推奨します。
 
なお、エコール・ポリテクニークは世界中から多くの優秀な学生が応募するので、早めに、かつ、Admission Officeの目にとまるような内容の自己推薦文等を準備しましょう。
 
参考元:
(https://programmes.polytechnique.edu/en/master/admissions-msct/application-deadlines-procedure)
 

エコール・ポリテクニークの合格率


 
世界の最先端の科学技術で革新的なプロジェクトをリードする専門家を生み出してきたエコール・ポリテクニークの大学院の合格率は、公表されていませんが、大学院の場合、通常コースやプログラムによって異なります。
優秀なだけでなく、大胆さと誠実さを起業家精神を併せ持つ人材を求めているので、それに繋がる経歴、経験等を強調する自己推薦文や推薦状を準備して出願することがエコール・ポリテクニークの合格への近道となります。
 

学費と奨学金制度

 
2年間の学費と生活費
 
エコール・ポリテクニークの1年間の学費は、大学院の場合、€13,000〜€20,800(1€=125円換算:約163〜260万円)とされていて、フランスでの生活費(居住と生活費で年間で約200万円)も含めると2年間で約626〜820万円程度は必要だと見積もっておきましょう。最先端の研究と教育を受けられる最高の環境で勉強することができる分、学費もやや高めですが、将来のキャリア等を考えれば必要な投資と言えるでしょう。
なお、コースやプログラムによって学費は差がありますので、各コースのウェブサイトで確認するようにしましょう。
 
参考元:
(https://programmes.polytechnique.edu/en/master/admissions-msct/tuition-fees)
 
奨学金
 
エコール・ポリテクニークは、残念ながら大学による大学院留学生向けの奨学金の制度はありませんが、学部によって奨学金がもらえる場合があります。他にも、入学後に研究の助手や大学生への指導などをするなどして援助してくれる場合もありますし、各研究分野で独自に奨学金を出してくれる団体もあるので、諦めずに調べましょう。
 
参考元:
(https://www.polytechnique.edu/en/scholarships)
 
その他、留学にあたっての奨学金制度や支給団体については以下のページをご参照ください。
民間組織や公的機関からの奨学金について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8462/
大学負担の奨学金制度について: https://www.liberty-e.com/royal-road-of-english/8464/
 

著名な卒業生

 
フランス革命時に創設され、その後も理工系のエリート養成学校としてさまざまな変革を世にもたらしてきたエコール・ポリテクニーク。これまで世界で活躍する方々を多く輩出しており、以下の方々のように、多くの著名人がエコール・ポリテクニークを卒業しています。

  • Albert Jacquard(遺伝子学者 / 1948年 工学修士号(MS)取得)
  • Bertrand Meyer(オブジェクト指向プログラミング言語 Eiffel 開発者 / 1972年 工学修士号(MS)取得)
  • Rose Dieng-Kuntz (人工知能学者、イレーヌ・ジョリオ=キュリー賞 / 情報テクノロジー学博士号(PhD)取得)
  • Emmanuel Candès(統計学者、マッカーサーフェロー受賞 / 1993年統計学修士号(MSc)取得)
  • Marc Fleury(JBoss創設者 / 1998年 理論的数学的物理学博士号(PhD)取得)

 

トリビア

 
もともとの軍学校の一つだったエコール・ポリテクニークには、同校らしい伝統や取り組みがたくさんあります。
 
エコール・ポリテクニークは、現在は、軍学校ではないものの、学部生は必ず、男性であろうと女性であろうと、入学後に半年間ほど軍事訓練に参加しなければなりません。そして、フランス革命の記念日である7月14日のパリ祭においては、パリで軍事パレードが開催され、シャンゼリゼ通りからコンコルド広場までを行進することになっています。この軍事パレードは、エコール・ポリテクニークの生徒による行進で幕を開けます。
彼らは、二角帽子の礼服を着用します。
 

 
このパリ祭では、花火が打ち上げられるなど、フランスの祝日としてみんなでフランス革命の日をお祝いし、この日には、ツール・ド・フランスも開催されます。
 
エコール・ポリテクニークに入学したら、ぜひこのパレードも見てみてくださいね。
 
このようにエコール・ポリテクニークには、さまざまな伝統や取り組みがたくさんあります。入学したら、是非さまざまな歴史的なフランスの文化や伝統に触れながら刺激的で充実した学生生活を送ってください。
 
参照:https://www.polytechnique.edu/en/content/lx-head-bastille-day-parade
 

まとめ

フランス革命時に建てられた大学の1つとして、変革を学校のDNAとして、さまざまな最先端かつ変革的な教育研究環境を提供し、多くの科学者を輩出してきたエコール・ポリテクニーク。そのような最高の教育・研究を求めて、非常に優秀な学生が世界中から集まってきます。
入学するにはとても高い壁とはなりますが、変革を恐れない起業家精神に溢れたエコール・ポリテクニークで学ぶことができれば、大変刺激的な学校生活を送ることができます。
将来は、世界的な科学者と一緒に勉強したり、歴史に名を残す研究者や起業家になるかもしれませんね。
 
是非ともLIBERTYで高度な英語力をつけ、諦めずに合格を目指してください。
 

エコール・ポリテクニークへの留学を目指しているみなさんへ


 
エコール・ポリテクニークをはじめとする世界のトップ大学への進学は当然簡単ではありませんが、決して不可能ではありません
 
現在のあなたの目標の点数まで「あと一歩!」というところでしょうか?それとも「まだまだ遠い…」といったところでしょうか?
 
いずれにしましても正しい方法で英語を勉強していただければ、誰でも問題なく高い英語力を獲得して目標を達成することができます。
なお、本記事に記載されているTOEFLやIELTSの基準スコアを満たさなければ入学対象にもなりません。海外の大学、大学院への進学にはTOEFLやIELTSのスコアを獲得する他にもエッセイや履歴書の用意など出願の準備が必要です。
目標としている大学、大学院への合格を目指すのであれば、まず短期間で確実に必要なスコアの獲得を目指しましょう。
 
さてLIBERTYでは日本人が苦手とする最大の理由は日本の英語教育にある、と考えております。
日本の「試験対策としての英語教育」では、どれだけ優秀な型でもなかなか英語を使いこなせるようにはなりません。
LIBERTY独自の英語教授法である『グラマーテーブル』では…
 
①日本語と英語の間にあるギャップを解消し
②英語をマスターするために不可欠な英語の根幹部分を学び
③アカデミックな英語に必要な語彙力、理論構成、レトリック( 言い回し)を体感的に学ぶことができる
 
…ため、現在の英語力に関係なく短期間で高い英語力を習得することができます。
 
またLIBERTYでは「試験のための英語」ではなく、「根本的な英語力を高めるための英語」を学ぶことが重要であると考えております。
 
その理由は主に2つあります。
 
①TOEFLやIELTSなどの英語試験は単純な試験対策テクニックではスコアが伸びない
 
一般的なTOEFLやIELTSの対策学校では過去問の分析や試験テクニックでスコアをあげようとしています。
その結果として多少はスコアを上げられるかもしれませんが、それはTOEFL力やIELTS力が上ったというだけであり英語力が上ったわけではありません。
 
LIBERTYでは過去問対策も当然行いますが、まずは盤石な英語力を身につけ、その結果としてスコアを上げるという逆のアプローチを採っています。
 
②留学後に使える英語を学ばないと意味がない
 
試験テクニックを学んだところで、実用的な英語を習得せずに留学をしてしまうと授業についていくことができずに苦労してしまいます。海外の大学や大学院ではただ出席するだけではなく、積極的なディスカッションへの参加やエッセイの提出を求められます。留学してからも通用する英語力を身に付けなければ英語を学ぶ意味はありません。
 
目標とされている大学や大学院への進学にはまずは高い英語力の獲得が不可欠です。
LIBERTYでは実用的でアカデミックな英語を体感的にわかりやすく教えているため、必ずお役に立てると思います。
 
よろしければまずは一度無料のカウンセリングにお越しいただいてみてはいかがでしょうか?

世界のトップ大学に進学するためには高いTOEFL/IELTSのスコアはもちろん、留学先でも実際に使える「本質的な英語力」の獲得が不可欠です。
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